グァバは熱帯や亜熱帯に生息している植物で、果実を食べたり葉をお茶にして飲んだりします。 ビタミンCやビタミンE、β-カロテン、ポリフェノールが豊富で、美容と健康に大きな効果があります。

独特のポリフェノール
グァバ葉ポリフェノールは、グァバの葉に含まれている特有のポリフェノールです。腸内での糖の吸収を緩やかにする効果があり、血糖値の上昇を抑えることができます。特定保健用食品のお茶などに使われているので、目にしたことがある方もいるでしょう。
血糖値の上昇を抑えることはダイエットにも効果があるので、ダイエット用サプリメントなどにも利用されています。
グァバ葉ポリフェノールの効果
ポリフェノールには強い抗酸化作用があり、紫外線や疲労などの影響で体内に増える活性酸素を抑える働きを持っているため、以前から美容と健康のためのサプリメントなどに利用されてきました。
しかしグァバ葉ポリフェノールは、普通のポリフェノールと少し違う働きをします。糖質を分解するα-アミラーゼ、マルターゼ、スクラーゼなどの消化酵素の働きを弱めるのです。
炭水化物や糖分の多い食物が体内に入ると、デンプンに変化します。小腸に送られたデンプンは、消化酵素によって糖質に分解されて血液中に吸収されます。血液中にある糖質は、インシュリンによって細胞まで運ばれてエネルギーに変換されます。
しかし体内に入ってきた糖質が多いと、全てをエネルギーとして使うことができずに脂肪として蓄えることになります。蓄える脂肪の量が増えれば、肥満になってしまいます。
太らない身体を作る
グァバ葉ポリフェノールは、腸内でデンプンが糖質に変化する過程で消化酵素を弱めて吸収される糖質を少なくすることができます。血糖値が低いとインシュリンの分泌も減り、脂肪が燃焼しやすくなります。血液中にインシュリンがある間は、脂肪を燃焼することはできません。
ごはんやお菓子などの炭水化物を食べる際にグァバ葉ポリフェノールを一緒に摂ると、吸収される糖質が少なくなり血糖値の上昇を抑えることができ、脂肪が燃えやすい太らない身体を作ることができるのです。