L-プロリンは非必須アミノ酸の一種で、コラーゲンの元になる成分です。 L-プロリンがなければコラーゲンの生成ができず、美肌や関節に悪影響があります。 そして、多くのアミノ酸と同様に、脂肪を燃焼させる効果があります。

L-プロリンはコラーゲンの原料
いくつかのアミノ酸は、脂肪の燃焼効果をもっていて、最近ではダイエットに利用されています。
L-プロリンもその一つで、美容と健康に重要な効果があります。
コラーゲンは、体内のあらゆる場所に存在して、細胞と細胞を繋ぐ役目をしています。特に、皮膚には体内のコラーゲン量の40%が集まり、ハリのある美しい肌を作っています。
骨や筋肉、血管、神経など、体の各部分を構成するためには不可欠な成分で、コラーゲンが不足すると壊血病などを引き起こす危険があります。
その大切なコラーゲンを作るには、L-プロリンとビタミンCが絶対に必要です。二つのうちどちらが欠けても、コラーゲンの生成が上手くいかなくなり、体に悪い影響が出る場合があります。
脂肪を燃やすアミノ酸
アミノ酸は、食事として体内に取りこんだ肉や魚などのタンパク質が変化して生成されます。
ですから、無理なダイエットなどをして必要なタンパク質を摂らないでいると、コラーゲン不足になり肌がカサカサに乾燥するなど、美容にもよくありません。
また、口に入った食事を消化するには、エネルギーが必要になります。あらかじめ蓄えられている脂肪を燃やして、消化などの生体活動に必要なエネルギーを作り、余った分を脂肪として再び貯蓄にまわします。
これが体脂肪で、使い切れないほどの栄養を摂ると、それだけ蓄える脂肪も増えて肥満になります。
L-プロリンは、脂肪を燃焼させるときに必要なリパーゼという酵素の分泌を促進して、燃やしやすくする働きをもっています。リパーゼが増えると、それだけたくさんの脂肪が燃えていくことになります。
運動と組み合わせる
ただし、L-プロリンだけを摂っていたら、何もしなくても痩せるわけではありません。アミノ酸ダイエット全般に言えることですが、運動と組み合わせることで、より高い効果を発揮するのです。
また、アミノ酸は全部で20種類ほどあり、全体でバランスを取りながら、それぞれの役割を果たしています。
1つのアミノ酸だけ突出して摂取しても、体調を崩す原因となります。サプリメントを利用するときは、必ず用量を守ることが大切です。