合併症に関する説明 | 2014年から膵内分泌腫瘍(NET)と共存〜しーちゃんブログ

2014年から膵内分泌腫瘍(NET)と共存〜しーちゃんブログ

アラフォー主婦
旦那さんと子2人の4人家族
10万人に1人と言われている膵内分泌腫瘍(NET)肝転移と診断
27年1月に肝臓、脾臓、膵臓の腫瘍摘出手術、6月に肝臓再発

退院して10日後の6/12に診察があり今回の合併症が起きた経緯を主治医(消化器外科)から説明がありました。


赤い丸が腫瘍部分です。

先生:
足の付け根からカテーテルを入れて肝臓の腫瘍部分↓(緑の大きな丸い部分)に繋がっている血管にお薬を入れて詰まらせる手術を予定通りしたけど

もう1ヶ所繋がっている細い血管があったので(腫瘍に繋がっている細いオレンジの血管)↓その近くの太い根元の血管全体に薬をもう1本入れた。どこかからその細い血管に行くだろうと。

実際に起きたことは、他の張り巡らされた血管にも薬が多少は行く訳でそうなると具合が悪くなっちゃって

術後こんなふうに↑画像が見える事はまずなくて、明らかに最後の1発の影響を受けている。

最後の一発を入れた薬の領域にほぼ一致する。放射線科の先生もこんな事になるとは想定外だったと仰っている。

おそらく細胞が死んでそこに胆汁が溜まっているか膿が溜まっているんじゃないかと。

入院中は血液検査上は良くなっているけど画像上ではゆっくり広がっている。↑(左は入院してすぐ、右は退院前)でも肝臓の機能自体は影響は受けていない。
で、壊死した部分の中身は何なのか?

・血液検査がすぐ良くなった事

・熱が高熱を繰り返さない事

・CTの見え方

3点から当初考えてたドロドロの膿ではなく綺麗な胆汁が溜まっているのではないかという結論に至った。

今後、肝臓は再生する臓器なのでおそらくこの部分はかなりの時間をかけて小さくなっていくと思う。


との事でした。

私:この壊死した部分は全体に広がるのか?

先生:これ以上壊死する部分は広がらないと思う。壊死する領域はカテーテルで薬を入れた領域だけ。血流が支配されている領域だけ。薬が入ってない部分には影響はない。


私:今後何か治療は?ほっておくのも不安で。。

先生:膿なら管を入れて出してしまうって方法をするけどおそらく胆汁だから。管を入れるとか1、2ヶ月入れっぱなしで大変だし、現状は悪くなってない。自然の経過で小さくなるのを待ってる方がいい。


最後に

先生:なかなかここまでの事が起こるとは予想できず申し訳ないけど

いい事としては薬を入れた領域は

小さくなっている。

左が手術前、右が手術後

小さくなってボヤケてる。

こんだけの事を起こすんだから効いてもらわないと困るよね(笑)


丁寧に説明して頂いたし、なってしまったものはもうしょうが無い😥

最終的に決めたのも私だし😭


この頃はまだ体も辛かったし、ただただ先が不安でした😭