『「うつ」とよりそう仕事術』 を紹介しましたが、その中に第4の人間関係を構築しておくというのがあります。この内容を一部引用しながら、記事を書きたいと思います。以前は、インターネットなんてバーチャルな空間で出会うことに関して、否定的な意見も多かったと思いますが、これだけ、ブログやtwitter、facebookなどが広まっている時代に、インターネットでの出会いがNG
ということは無いと思いますので、酒井さんが言うように、第4の人間関係をネットで構築することには賛成です
ただし、いわゆる「出会い系」には、反対です

第4の人間関係をネットで構築することは良いのですが、ときに衝突することもあると思います。わたしもネットで仲が良かった人と、意見の相違から喧嘩になり、それっきりになってしまった人もいます
喧嘩と言っても、テキストでのやり取りなのですが
第4の人間関係もあまり相手に依存し過ぎるのもよくないのかもしれませんね。ある程度の距離を保ちつつ、つきあうのが良いのかもしれません。
わたしのブログを読んでくださって、コメントやメッセージで相談を寄せてくださるかたがいらっしゃいますが、皆さん「他に相談できる人がいなくて」と言われます。会ったこともない人に相談するなんて
と気遣われますが、逆に会ったことないから、損得抜きで自分をさらけ出して話ができることもあると思います。困ったことがあったら、気軽に相談してくださいね
すぐに返信できないときもあるかもしれないですし、期待通りの返信ができないときもあるとは思いますが、できる限り対応しますので、頼ってもらえればと思います

■第4の人間関係を構築しておく
うつ病は社会的な認知を得てきたものの、依然として「かかったらオシマイ」だったり、「近寄りたくない病」であったりするという偏見を抱いている人も多いように肌感覚として思います。実際、私もこの病を患ってから多くの人が離れていきました。(中略)急に連絡が途絶え、疎遠になっていくこの喪失感は本当にいたたまれないものがあります。
弱っているとき、周りから人がいなくなること。これは本当に傷つくことです。こうした状態に陥ったときの対処法を、私は一つだけお伝えできます。それは家族・学友・会社以外の「第4の人間関係」を構築しておくことです。(中略)関心のあるテーマのセミナーに出てもいいでしょうし、勉強会というのも昨今ではあちこちで開催されていますから、思い切って、勇気を振り絞り、それらに参加するのもひちつです。また、ツイッターやフェイスブック、グーグルプラスなどのソーシャルネットワークサービスを使うのも手でしょう。
インターネットなんてバーチャルな空間でテキストだけやりとりして、そんなことで、真の友情なんて作れっこないという人がいますが、これは時代錯誤も甚だしいものだと思っています。(中略)むしろ、インターネット上で素のままの自分を発信し、人と出会うことは、リアルで自分をさらけ出して人と出会うよりもハードルが低いといえます。そのため、金銭・損得抜きで話ができる友だちと出会い、第4の人間関係を作るうえで、インターネットはとても有効な手ではない
かと私は実体験として感じています。
━ 引用:『「うつ」とよりそう仕事術』/酒井一太