奄美 忘れ得ぬ人々 茨城県から | 山と花と旅 Japan Alpine Flowersのブログ

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奄美に魅せられて

忘れ得ぬ人々

「奄美大島」に行きたい。「奄美大島の住用」に行きたい。奄美大島住用の固有種アマミセイシカを撮影したい。2年間くらい奄美大島のなん箇所かに問い合わせをしました。奄美大島観光奄物産協会やマングローブパークから返信メールをいただきました。奄美市役所住用支所のある方からは懇切丁寧な返信メールをなん度もいただきました。小さな行政機関であっても、メールでの問い合わせの窓を世界に開いている。多忙なはずの公務の中で、心のこもった返信メールで応対する住用支所。黒潮の島の小さな支所は高度情報化社会を駆使し、心豊かな行政を積み重ねていました。「おいでください。住用の西仲間集落でアマミセイシカが撮影できます。ご案内します。」との吉報がメールで返信されてきたのです。この返信が、2度に渡る奄美大島山旅のきっかけとなりました。奄美大島。忘れ得ぬ人。1番目の方は、2007年頃、「住用支所」に勤務し、メール返信してくれた公務員の方です。また、その方の上司の「住用総合支所長」の方です。

「旧住用村」「奄美市住用町西仲間」「リュウキュウアユが泳ぎ上流の渓流のどこかにはアマミセイシカが自生しているかもしれない住用川・川内川・役勝川」少しずつ奄美大島のことがわかってきました。

 2008年の1月2月は寒かった。心身ともに萎縮しました。その間NHKハイビジョンでは、 浜田太さんがアマミノクロウサギを撮影した特集番組を繰り返し放映しました。その番組の中で、アマミセイシカの花も放映されました。大野隼夫著「奄美の四季と植物考」の1部がインターネットで閲覧できました。住用川上流域についてイメージがふくらんできました。南方新社「奄美の絶滅危惧植物」の著者、山下弘さんは、「わだつみ館」で写真を展示・公開していました。畏れ多かったのだが、山下弘さんにも電話をさせていただき、アマミセイシカの開花時期などについてお聞きしました。「タンギョの滝」については、Masashi Koizumiさんのサイト記述が参考になりました。私のブログのコメントは非公開にしてありました。その非公開のコメント欄に、3度ほどコメントを寄せてくださった方がいました。奄美大島固有の植物について詳しく知っている方でした。奄美大島の渓流などを歩き、植物を詳しく観察してきたようです。この方の記述が、私の背中を押してくれました。住用近辺に住んでいる方なのかなと思いましたが、関西在住の方らしかったです。このようなことから、下記の日程で「第1回めの奄美の花旅」が実現しました。

2008年(平成20年)
3月16日(日) 羽田発8:30 奄美空港着11:05 レンタカーで奄美空港発11:30 名瀬市まで1時間 大和村まで1時間 奄美野生生物保護センタ- マテリヤの滝周辺遊歩道徒歩1時間 大和村登山口から湯湾岳登下山1時間 宿泊 フォレストポリス 周辺散策1時間 3月17日(月) 宇検村登山口から湯湾岳登下山3時間 新小勝の滝(アランガチの滝)散策30分 マングローブパーク30分 フナンギョの滝 わだつみ館 宿泊 内海公園バンガロー 3月18日(火)雨 奄美市住用支所 神屋タンギョの滝周辺 フナンギョの滝 住用の貴重な植物が保護されている数か所 宿泊 やんがちの民宿 3月19日(水)曇りときどき晴れ 神屋タンギョの滝 住用川上流 川内川 フナンギョの滝 宿泊 奄美大島ホテルリゾートコーラルパームス 3月20日(木)本茶峠旧道 龍郷町奄美自然観察の森 笠利崎灯台 奄美空港発18:55 羽田空港着20:55 浜松町 秋葉原 つくばエキスプレス 常総市の自宅に帰宅 3月21日(金)0時30分

 奄美住用に行きたいと思ったきっかけ 雨の中、沖縄本島ヤンバルの森を1人で歩いていました。灌木に白い花が咲いていました。ハブに噛まれないように、細道の真ん中だけを歩いていました。亜熱帯の森の奥。ひそやかに咲く白い花。ツツジかな。シャクナゲかな。サザンカかな。細道から数メートルも離れた亜熱帯の森の奥に咲いている。薄暗い。なんの花かわからない。南方新社、片野田逸朗著「琉球弧野山の花」で調べてみました。この花の図鑑にアマミセイシカの花が掲載されていました。心惹かれる花でした。「98.3.14住用」と添え書きがありました。沖縄本島にセイシカは自生していないことがわかりました。私が見たのは野生のサザンカだったのかもしれません。「奄美大島の住用」どんなところなのだろうか。行ってみたい。行けるだろうか。アマミセイシカの花に出会えるだろうか。「住用」とは平成の大合併前の「住用村」のことであり、貴重な動植物を育くんできた「住用川」の村でした。南の島10島めぐりの旅をしたことがあります。ずっと前から西表島に行ってみたかった。美原から由布島に向かう牛車の屋根に「セイシカの花」の歌詞が貼ってありました。ますますアマミセイシカの花を見たくなったのです。

 

私のホームページ「四季山の奥花の細道」
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