Oze Shibutsusan Mt.Shibutsu Japan 尾瀬 至仏山 | 山と花と旅 Japan Alpine Flowersのブログ

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四季山の奥花の細道

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The Japanese alpine flower trail  7月 July 尾瀬 至仏山  Oze Shibutsusan Mt.Shibutsu

2228M 鳩待峠から往復 登山 3時間前後 下山 3時間前後 注意 鳩待峠発の最終バス時刻の確認 

 

 2008年7月17日にも、特別天然記念物尾瀬研究見本園と至仏山に行きました。山の鼻登山口からカンラン岩の岩場を登りました。斜度のある登山道。半袖2枚。暑くて大汗をかき続けました。片品村から至仏山に初めて登ったのは、50年以上も前でした。ニッコウキスゲの大群落。山の鼻一帯が見渡す限り、黄色い世界。カンラン岩の早池峰山。カンラン岩のアポイ岳。蛇紋岩の至仏山。マグネシウムなどを含んだ岩石に、貴重な高山植物が残存しています。日本の花の山。7月上旬。至仏山には、どんな花が咲いているのだろうか。登れるときに登っておかないと、秋になってしまう。1年待たなければならない。午前中、田んぼに行った。水稲より上に伸びている草が数本あった。その稗を引き抜いた。近くの鬼怒川河畔林に行った。セイタカアワダチソウや蔓草が伸びて、植樹した若木が埋もれそうだった。草苅り払い機で、2時間ほど汗を流した。汗がふき出す。帰宅してシャワーを浴びた。昼食後、昼寝をした。ぐっすり眠れた。夕食後、すぐに就寝した。午前1時頃、目が覚めた。熟睡できた。爽快感を感じた。午前1時過ぎに自宅を出発した。日光宇都宮有料道路を走行しているときに明るくなってきた。いろは坂を登坂した。中禅寺湖の湖面から霧が雲となって立ち昇っている。男体山の上に青空がかいま見えた。窓を開けて金精峠を走行した。二の腕に霧の冷気がここちいい。菅沼の近くで持参の朝食をとった。オオシラビソの原生林。ミズナラの巨木が、湖畔に枝を伸ばしている。薄曇り。風無し。6時に、片品村戸倉に着いた。「尾瀬第一駐車場」に駐車。「すぐに乗れますか。」腕章をつけた方が聞いてきた。「はい、すぐに乗ります。」乗合バスの乗客は9人。料金は900円。20分ほどで、鳩待峠に着いた。鳩待峠から小至仏山を経て至仏山頂へは2時間40分前後。同じコースでの下山時間は2時間前後。比較的安全で登りやすいコースである。登山カードに氏名や登下山コースを記入し、箱に入れた。リュックに熊除けの鈴を付けた。6時30分に登り始めた。9時以後の登山は自粛を求められている。下山予定時間は3時と記入した。同じ乗り合いバスでいっしょだったグループは、ストレッチをした後、山頂に向かって登っていった。一行の楽しげな語らいは原生林に消えて、静寂の世界が広がった。いつものように、小幅で歩き始めた。かかとの後ろのアキレス腱をもみほぐすようにゆっくり歩いた。ふくらはぎや膝の関節を少しずつ温めるように心がけた。ギンリョウソウがあった。マイズルソウが咲いている。ツマトリソウが咲いている。ゴゼンタチバナが咲いている。キジムシロが咲いている。エチゴキジムシロだろうか。なだらかな樹林帯の登山道をかなりの時間登った。ブナ、オオシラビソ、ダケカンバ。ウグイスが鳴いている。チシマザサが生い茂っている。ハリブキが花を咲かせている。ミヤマカタバミが咲いている。「お早うございます。あら、スミレ。」地面にカメラを近づけてウスバスミレを撮影していると、3人連れが追い越していった。曇り。風は無い。すぐに荒れる雰囲気は無かった。エンレイソウの花は実になりかかっている。ユキザサが咲いている。ショウジョウバカマが咲いている。茎や葉は細く、猩々色は薄かった。紅色のドウダンツツジが咲いていた。大きな株だった。淡いピンク色の花はウラジロヨウラク。葉裏が白く、花は寺院や御輿の瓔珞に似ている。登山道はところどころ木道となった。コイワカガミが咲いている。光沢のある鏡のような葉。かれんな赤い花。左方面に悪沢岳234メートルのなだらかな山容が見えた。鹿皮製かな。おしゃれな帽子をかぶった目の大きな若い女性。背が高く優しそうな青年。2人連れが追い越していった。木道が広くなっている場所があった。木製の長椅子が幾つも置いてあった。小さなお花畑だった。ここが「原見石」だろうか。「オヤマ沢田代」なのだろうか。クモイイカリソウが咲いている。イワイチョウが咲いている。コイワカガミが咲いている。さきほどの若い2人連れが椅子に座って、燧ヶ岳をを眺めていた。私も一休みすることにした。リュックを下ろした。水を飲んだ。目の大きい若い女性が、グミのゼリー菓子をくれた。2人の若者と交互に写真を撮った。「尾瀬高原ホテルで働いています。」「今日は休暇なので登って来たんです。」こんな爽やかな若者が勤務しているホテルなら、社員も旅人も、居心地がいいだろうな。帰宅してから、「尾瀬高原ホテル」のホームページを開いてみると、多彩な事業内容だった。至仏山の17○○メートル以上は蛇紋岩。マグネシウムや鉄などを含んでいる。蛇紋岩に適応した貴重な高山植物が多い。木道を歩いた。雪田を渡った。この雪田の下には、オゼソウが雪融けを待っている。あるいは、この近辺のどこかに咲いているのかもしれない。蛇紋岩のハイマツ地帯を進んだ。ヒメシャクナゲ、ハクサンイチゲ、シナノキンバイ、チングルマ。小至仏山から至仏山頂にかけて、花の饗宴が続いた。ホソバヒナウスユキソウが咲いていた。茎も葉も細い。雪の結晶のような気高い花。ときめいた。小さなサクラソウが咲いていた。薄いガラス細工のようなサクラソウ。ハクサンコザクラだった。アズマギクが咲いていた。高山に来たことを実感した。ジョウシユウアズマギクである。いっぱい咲いている。至仏山は、聞きしに勝る花の山だった。私と同じように、花を撮影している2人連れと前後した。八王子の方だった。帰宅してから、「ぴくしぃのイラスト大好き」と入力し、その方のサイトを開いた。コンピュータで描いた妖精たちのイラストが紹介されていた。芸術性の高いホームページだった。心を踊らせながら、蛇紋岩の岩場を進んだ。黄色鮮やかな小さな花があった。コマノツメが群落となって咲いている。ジョウエツキバナノコマノツメだった。初めて見る高山植物たち。岩場に真っ赤なシオガマが咲いていた。丈は低く、きざぎざした葉は厚い。朱色の花が光りを放っている。タカネシオガマだった。別名ユキワリシオガマ。いっぱい咲いていた。

              夢中になって撮影しているうちに、至仏山頂に着いた。標高2228メートル。10時を回っていた。霧や雲が切れると、尾瀬ヶ原が見下ろせた。10日前に登った燧ヶ岳も見えた。10人前後が団欒したり昼食をとったりしていた。山頂から山の鼻方面に少しだけ行ってみた。タカネシオガマ、ジョウシュウアズマギク、ホソバヒナウスユキソウ。ジョウエツキバナノコマノツメ。気高い花々が、霧の岩場に咲いている。広場のような岩場があった。広い木道があった。ここが高天原だろうか。高校生の一団が休んでいた。雨が降ってきた。ここから山の鼻への下山は危険である。蛇紋岩が雨に濡れて滑りやすい。急な岩場が続く。鎖場もある。休憩している高校生たちは、山の鼻から登って来た。山の鼻からの登山道は登るほうが安全である。高天原から至仏山頂に戻り、鳩待峠に2時頃下山した。片品村で日帰り温泉に入った。着替えるとさっぱりした。8時頃、帰宅した。