沖縄 バンナ岳 Okinawa Mt.Banna  Japan | 山と花と旅 Japan Alpine Flowersのブログ

山と花と旅 Japan Alpine Flowersのブログ

ブログの説明を入力します。

バンナ公園 石垣島 沖縄県 バンナ岳 標高 230m 
Mt.Banna  Banna Park  Ishigaki-Island  Japan
セイシカ 聖紫花 Seishika Rhododendron latoucheae


バンナ公園に植栽されたセイシカ       
植栽してからかなりの年数が経っています。みごとな花が咲いています。


  

  

 バンナ公園セイシカ橋の手前、カンムリワシ展望台のすぐ下に、年数を経たセイシカが数十本ありました。例年なら3月中旬から4月上旬が見頃のようです。2009年は2月下旬に開花したとのことです。咲き終わってしまっているかもしれないとも思っていましたが、セイシカのみごとな花々が咲き残っていました。「セイシカ橋近くのセイシカは、業者に依頼して植樹したものです。建物に近いほうはあまり花を咲かせません。この事務所の近くにも植樹したところがあります。バンナ公園の森林の中にも散在して植樹してあります。シロアリのために樹勢が弱まってしまったので、近年は白あり駆除対策をしています。」「植栽したセイシカの種や苗はどこのセイシカなのでしょうか。」「今すぐにはわかりません。」沖縄本島などの種苗業者や花木店ではセイシカの苗木を販売しているようです。「以前に西表島から石垣島に苗を提供したことがあります。」西表島で古見岳登山のガイドをしてくれた方が言いました。今ではバンナ公園のセイシカの園は、石垣島に住んでいる人々の憩いの場となっているようです。このセイシカをめあてに、全国各地から観光客が訪ねてきているようです。

バンナ公園のセイシカの葉
 バンナ公園のセイシカの葉は下の写真のとおりです。
○ 葉の付け根と葉先が細くなっています。
○ 葉が平らではありません。くびれてたり、縮れたりしています。
これらの特徴は、若苗にも古木にも新しい葉にも月日が経った葉にも共通の特徴なのでしょうか。
渓流近くの清涼で湿度のあるところのセイシカの葉は平らであっても、渓流から離れた公園の平らな土地に密集して植栽してあるために、乾燥して縮れたりくびれたりしているのでしょうか。あるいは、芽吹いて新しく広がったばかりの葉は平らであっても、半年以上経つと、くびれたり縮れたりするのでしょうか。




1枚めの写真はバンナ公園OSさん提供画像 写真中央が淡桃色に染まっています。

  

石垣島に数百年数千年数万年自生してきた石垣島固有のセイシカはあるのでしょうか。石垣島固有のセイシカは残っている可能性があります。
 このことが知りたくて2009年3月20日21日25日とバンナ公園に行きました。3月25日にバンナ公園の管理事務を担当されている方からお話を聞くことができました。「セイシカ橋やカンムリワシ展望台から石垣ダムを見下ろすと、亜熱帯性の原生林の中に淡桃色のセイシカの花が遠望できます。」「そのセイシカの樹木に近寄ってセイシカの葉を見たいのですが。」「近寄ることはできません。」パソコンから石垣ダムの斜面にあるセイシカを撮影したA4版の写真を印刷してくれました。私はこの近寄ることのできない石垣ダムの斜面に遠望できるセイシカが、石垣島に数千年以上自生してきた石垣島固有のセイシカの可能性があると感じました。バンナ公園関係者や大学や研究機関の方が、詳細を調べたり、遺伝子やDNAを調べたりすれば、わかると思います。また、石垣ダムができる前は、この遠望できるセイシカはどんな状況にあったのでしょうか。石垣ダムを造ったりバンナ公園を整備してきたりした工事関係者から聞けば、手がかりがつかめると思います。
 21日には於茂登岳標高526Mに登りました。登山道からセイシカの木を確かめることはできませんでした。いっしょに登った地元の方に聞きましたが、セイシカは無いとのことでした。登山に1時間50分かかりました。亜熱帯性の原生林が広がる山腹は広大でした。もしかしたら、於茂登岳や野底岳の山腹のどこかに、石垣島固有のセイシカは人知れず残っているかもしれないと思いました。 もし、残っていることが確かめられたら、その石垣島固有のセイシカは、石垣島の宝であり、日本の宝だと思います。石垣島以外のセイシカなどと交配しないように、バンナ岳や於茂登岳や野底岳などの渓流付近に植樹して、石垣島固有のセイシカを増やしてほしいと願っています。「セイシカは挿し芽で増やすことができます。新芽がある程度固まった頃挿すと根付きがいいのです。」奄美大島で長く森林管理に貢献されてきた方が説明してくれました。
 トップページへ

バンナ公園のセイシカがある場所
 「バンナ公園」は「沖縄県石垣市登野城2241-1」です。レンタカーなどで訪ねる場合、カーナビゲーションに行き先を入力するためには、電話番号とか地番とかが必要です。バンナ公園はバンナ岳山腹にある総合公園のようです。広いです。バンナ公園Bゾーンにはバンナスカイラインも通っています。北口駐車場入口から近いところに「蝶々橋」に至る舗装道路があります。「蝶々橋」はすぐです。「蝶々橋」を渡ると「セイシカ橋」があります。その近くにも駐車場があります。カンムリワシ展望台があります。カムリワシ展望台はCゾーンにあります。標高81M地点にあります。カンムリワシ展望台からは於茂登山や石垣ダムが一望できます。駐車しておりると、年数を経たセイシカの樹木がありました。みごとに咲いていました。聖紫花橋に近いほうには数メートルのセイシカが9本程度。1メートルくらいの若苗が10本くらいありました。セイシカの花は咲き残っていました。すぐ近くの建物に近いところには数十本のセイシカの古木がありました。管理事務所のすぐ近くにもセイシカの若苗が植樹されているところがありました。バンナ公園内の亜熱帯性樹林の遊歩道に沿っても、セイシカが植樹してあるとのことでした。バンナ公園にセイシカを植樹してきた方々、その後、毎年手入れをしている方々の尽力により、現在では、このセイシカを見るために、全国各地から人々が訪れるようになったようです。
 羽田空港から石垣空港への直行便は日本トランスオーシャン航空 (JTA)が運行しているようです。
私は那覇空港に日本航空で、石垣空港に日本トランスオーシャン航空 (JTA)で行きました。
「JAL国内線-時刻表」と入力すると、日本航空のホームページが出ます。時刻表、普通運賃、往復割引、ビジネス切符、身体障害者割引、介護帰省割引、株主優待割引、先得航空券などを、調べることができます。
3月20日(金)
① 羽田空港 JL909  09:00 沖縄那覇空港 11:45
② 沖縄那覇空港 NU607 12:15 石垣空港 13:20 
 3月初旬の北関東は、冬と春が日替わりでした。数日前から春らしい日が増えてきました。3時50分起床。ツクバエクスプレス守谷駅5:09発乗車800円。秋葉原150円。夜が明けてきました。浜松町からモノレール470円。混雑しています。羽田空港には7時頃着きました。離陸まで2時間あります。大きなリュックの保安検査をし預けました。この頃から搭乗手続きなどに一部コンピュータシステムの不具合が生じたようです。春分の日。卒業後の人の移動などのせいもあったのでしょうか。空港内にはあちこちに長い列ができました。保安検査をして搭乗口近くに座りました。搭乗口で朝食。「JALカード入会をお勧めしているんですが・・・。割引の航空券でもマイルコーダーに累積できますよ。」声をかけてきた若い女性がいました。機長。客室乗務員。保安要員。明るい店舗で勤務する人々。羽田空港内ではいろんな人たちが働いていました。
 JL909便は40分くらい遅れて離陸しました。外気温-51度。高度1万メートルを時速800キロメートル前後で飛行していきます。日本列島の東海岸上空を飛び続け、東シナ海上空を飛行し、遅れて12時15分に那覇空港に着陸しました。「すみませ~ん。12時15分発石垣空港行きの飛行機に乗るんですが・・・。」客室乗務員はどこかに連絡してくれました。「機を降りましたら、空港案内人に話してください。」「私たちも石垣空港行の飛行機に乗ります。待っていてくれますよ。」
 NU607便は10分くらい遅れて離陸しました。外気温-32度。高度9,100メートルを時速600キロメートル前後で飛行していきます。 石垣空港には1時30分くらいに着陸しました。着ていたものを2枚脱ぎました。スカイレンタカーで、21日の午後2時まで、24時間3,360円で、小型レンタカーを借りました。「バンナ公園にはどう行ったらいいのでしょうか。」「コーラルアイランドクラブ 石垣- CORAL ISLAND CLUB ISHIGAKI -」の方が地図をくれ、親切に教えてくれました。「咲き終わってしまっているかもしれない。」石垣島バンナ公園のセイシカは咲いていました。予想より大きい背丈のセイシカ。予想より多い本数。予想より多いセイシカの木。バンナ公園の方からいろんな話を聞くことができました。はるばると石垣島に来てよかったと思いました。
 旅の一泊めは、民宿「こはもと」に宿泊しました。翌日のお弁当を依頼しました。支払い料金は5千円でした。半袖のアンダーシャツ一枚で寝ました。蒸し暑くて、翌朝、シャワーを浴びました。

トップページへ

南の島への2度めの旅の日程
3月20日(金)
① 羽田空港 JL909  09:00 沖縄那覇空港 11:45
② 沖縄那覇空港 NU607 12:15 石垣空港 13:20 石垣島泊 バンナ公園のセイシカ
3月21日(土)石垣島 バンナ公園 於茂登岳登山 西表島泊
3月22日(日)マリユドゥの滝 カンピレイの滝のセイシカ 浦内川と支流のセイシカ 西表島泊
3月23日(月)古見岳登山 西表島の原生林は壮大にして奥深い。セイシカの木多数。西表島泊
3月24日(火)西表島ユツンの滝 ユツン渓谷のセイシカ 石垣島泊
3月25日(水)バンナ公園 野底岳 石垣島泊
3月26日(木)奄美大島へ。 奄美 内海公園バンガロー泊
③ 石垣空港 NU600  0850  那覇空港 0940 
④ 那覇空港1便 NU853  1110  奄美空港 1210 奄美大島 
3月27日(金)奄美大島 三太郎峠 スタルマタ林道 タンギョの滝 奄美泊
3月28日(土)奄美大島 湯湾岳山腹 雲霧林花トレッキング
 奄美泊
3月29日(日)奄美大島 金作原原生林 奄美博物館 夜 住用川水源地 イシカワガエル観察 奄美泊
3月30日(月)奄美大島 県道81号線 名瀬竜郷線を走行 蒲生崎・笠利崎
⑤ 奄美空港 JL1958  19:00 羽田空港 20:50


国内最古2万年前の人骨(2010年2月5日の読売新聞の記事から抜粋)新石垣空港工事。
 石垣島石垣市白保竿根田原(しろほさおねたばる)遺跡洞穴古代の人骨9点。頭。脚。腕。 
 放射性炭素年代測定 最古 1点2万年前 1点1万8千年前 1点1万5千年前 3点3千年前。
 これまでの最古 浜松市 浜北人骨 約1万4千年 ~ 約1万8千年前。