更新内容
大國寺、正壽院の情報を追加しました。




12:00 京阪バス「JR宇治駅」
↓[180] 太陽が丘ゲート前経由 維中前行
12:25 京阪バス 「維中前」
運賃430円

コミュニティバスってどこに止まるんだろ?とおもって、バス停の横にある交番で訊いたところ、京阪バスの維中前の待合所がコミュニティバスの待合所でもあるようで。

お巡りさんがこう教えてくれました。
「基本的には地元の人しか乗せてくれない、かも?」

なんですと!?Σ( ̄□ ̄;)

数珠巡礼の正壽院のページのアクセス方法に「コミュニティバスで」と書いてあるのに……。

最悪の場合、タクシー呼ぶか……と予定を組み立てて待つことに。

バス停に貼られていたダイヤ表だと終点が茶屋村となっていました。
数珠巡礼のサイトだと「奥山田行」になってますが、奥山田が終点ではないようです。


というか、時刻表にこんなことが……



正壽院のあたりはどこでも降りれるみたい。


バスがきて、「正壽院へ行きたい」と伝えたら乗車OKでした。

13:10 コミュニティバス「維中前」
↓コミュニティバス茶屋村行
13:35 慈眼山 正壽院



ナンデスト!?Σ( ̄□ ̄;)


運転手さんがお寺まで乗せていってくれました。
ところどころ『コミュニティバス運行にご協力をお願いします』という看板があったので、もしかして下車位置自由ってここまで自由なの!?

ちなみに、運賃は町が負担しているとのことで、無料でした。



さて、やって来ました。最後のお寺です。



現在は風鈴イベントを開催しているそうで、境内は風鈴がたくさん。


昨日か一昨日あたりに、新聞広告でイベントを告知したそうで、大勢の、というほどではありませんが、境内には常に数人いるというくらいに、途切れず来ている感じでした。



大黒さまから、境内にさるすべりの巨木がありますよーと伺ったので見に行ってみました。



さるすべりって幹が人のくらいの腕~太股くらいのイメージがありますが、人の胴ほどもありそうな 大きな木でした。


ホームページなどでお不動さま推しだったので、御本尊様はお不動さまかと思いましたが、御本尊様は観音様で50年に一度開帳の秘仏だそうです。

ホームページでイチオシされていたお不動さまは美術館にいらっしゃるそうで、お寺には不在でした。

よくみると、お不動さまの横に役行者像が。
高野山真言宗で役行者?と疑問に思ってところ、本来はお寺にあるものではなく、村の近くの川に祀られていて、雨乞いをする際のものだそうで。
その像が数年前の台風で起きた増水で祠ごと流されたため、水が引いたあとに役行者像を探し出し、安全なところに祠を再建するまでこちらに祀っているそうです。

役行者像で雨乞いって、龍神様などの水神様系統の御法力をお持ちの行者様がこの辺りにいらっしゃったんでしょうか???

流された物を探し出して祀るって、村で大切にされている仏様なんですね。




さて、涼しげな風鈴の音色とともに結願を迎えることができました。

現状、数珠巡礼加盟寺院81ヶ所(退会寺院含む)。

雨に敗け、風に敗け、雪にも、夏の暑さにも敗け、マムシを怖れ、ゲリラ豪雨などの天候悪化で途中で切り上げて帰宅したり、ときには友人に車を出してもらい、と巡ってきましたが、ようやく結願となりました。
数珠巡礼は札所が増えるので、あくまでも『一応』とか『現時点で』といった但し書きが付きますが。

私の巡礼期間は平成26年6月14日開始で、日帰り19回+1泊2日1回=計21日、平成27年8月14日結願の14ヶ月となります。



数珠巡礼は宗派も千差万別ならご本尊様も千差万別。
地域も、縁起も共通項はほぼありません。
数珠巡礼で特に良いなぁ、と思ったのは
・好きな数で終えられて『全部まわらなきゃ!』というのがない気軽さ
・納経印ほど重くなく、お土産物ほど軽くない、適度な意味の重さ
・『加盟寺院が増減する』『期間限定の授与がある』といったリアルタイム感
という3点。

好きな数で終えられるから、宗派で括って良いし、ご縁のあったところ(訪れる機会のあったところ)で括っても良いし。
ちょっと曖昧になってしまいますが、御本尊様で括っても良いと思います。
※大寺院は本堂と数珠玉下げ渡しのお堂が異なる場合があり、どの仏様に御祈念・御祈祷したのか判らない場合があるため。

自分なりの拘りで巡礼先を選ぶ自由さ、というのが一般的な霊場巡りにはない魅力ではないかなぁ、と。




数珠玉は御朱印・納経印と違い、写経や読経などで納経しなくても嫌な顔をされることは殆どありません。
流石に御本尊様や本堂に合掌すらせず、数珠玉のみ頂いて直帰というのは嫌な顔をされる事はあると思いますけど。
位置付けとしてはお守りの1種という感じなのかなぁ?という印象。

そういった、意味が重過ぎず、軽過ぎずという、適度な印象が続けようと思った要因のひとつかもしれません。



リアルタイム感は『今、霊場が作られているんだ』『新しい札所はいつ出来るのかな』という期待感が良かったのではないかなぁと。

基本的に霊場って、少なくとも最初は札所が全部揃っているんですよね。
廃寺などで札所が統廃合されたり、無住寺となって寺はあれども印はなし ということもあるし、お寺や霊場自体が札所であることを忘れ去られてしまい、次世代に納経印が引き継がれずに事実上の欠番となる場合もありますが。

まぁ、世の中には小説などは完結済みしか読まないという方もいらっしゃるように、終わりが見えていないとダメという方もいらっしゃいますから、リアルタイム進行が必ずしも良いというわけではありませんけど。



数珠のサイズは

主玉10mm玉×81個 + 親玉14mm×1玉 = 824mm

数珠は輪にした状態で、2点でひっぱって一直線にして、その長さを測るので、大雑把に

円周824mm ÷ 2 = 412mm
412mm÷33mm(1寸)=約1尺2寸半

玉の直径を計算にいれていないので、ざっくりと切り捨てて、1尺2寸。

数珠のサイズ基準としては
玉の大きさ÷2=数珠の長さ
となるので、主玉6個で1寸大きくなりますから、あと27個で3寸半、四天玉6mm×4個で約半寸。

本連は
1尺2寸+3寸半+半寸=1尺6寸≒53cm
くらいになりますから、数珠というより木製ネックレス?