東北大地震の後 音楽と違って美術は何を

することが出来るか考えていました。

2018年4月から京都芸術大学通信で学ぶ直前に

この題名にひかれて読みました。

中世の宗教画は 純粋に視学的な造形性を追求する

ようになり、宗教的主題は表面的には姿を消すが、

作り手の個人的な宗教感情を反映するようになった。

真に優れた美術はつねに宗教的であり、美術と宗教

は実はおなじものなのだ とあります。

そのあと 祈りの空間という項目に

明治の初めに洋画を学び、ロシアでイコン(聖像画)

を学んだ山下りんについて記述があります。

通信の卒論にそれまで知らなかった山下りんが

どんな画家か知りたくなり選びました。

私はどの宗教にも属していませんが、美術という

宗教に属しているのでしょう。

 

 

四万十川は遠いので、高知駅から土讃線に乗り、

伊能に向かい仁淀川に行きました。

駅から遠いかと思いましたが、割と

分かりやすい道で近くて助かりました。

土手に上ると、広々とした澄んだ

仁淀川が見えました。まず右の方をスケッチして

 

 

次に左の方を描きました。

 

 

高知駅に戻り、琴平で下車しました。   

金刀比羅宮の長い階段はあきらめて、手前の金倉川を

歩いて行くと、屋根のついた橋 刀の鞘のような鞘橋に

着きました。文化財とか。

 

 

金毘羅さんの400段くらいまではタクシーで行けると

山口から来た人の情報がありました。四国テレビで 

お遍路さんが減ってきたので、関係者や僧の方々が対策を

とるという会見を映していました。

外国の人はそんなに多くはありませんでしたが、山奥の

大歩危のような所で見かけて驚きました。

 

 

 

 

栗林(りつりん)公園近くに宿泊し、翌朝公園に行きました。

朝早かったので、広い庭園は人が少なく静かでした。

一面緑で、ハスの花が少し咲いていました。

西湖でスケッチしました。

 

 

高松に戻り、多度津から高知に向かいました。

吉野川に沿って緑の山間を進みました。

高知まで2時間足らずで思ったよりはやかったです。

途中から四国山地が見え始めました。

昔習った地理を思い出しました。

四国は山がぱっとしませんでしたが、

1500メートル前後の山の連なりは迫力ありました。

北側に山々をバックにして高知駅があります。

この日は強風で、瀬戸大橋は運休でしたので、

桂浜はやめて、県立美術館に行き、フィンランドのガラス展

「イッタラ展」、シャガール室を見ました。

美術館はユニークな建物で、広く立派でした。

入ってすぐのホールに凄みのある絵金の絵が

展示されていました。

近くの水田をスケッチして帰りました。

友達に「土佐と言えばカツオでしょ」と言われていたので

はりまや橋でかつおを頂きました。

このように遠い所から、幕末 坂本竜馬達が山を越えて

活躍したのは、本当にすごいことだと実感しました。