東北大地震の後 音楽と違って美術は何を
することが出来るか考えていました。
2018年4月から京都芸術大学通信で学ぶ直前に
この題名にひかれて読みました。
中世の宗教画は 純粋に視学的な造形性を追求する
ようになり、宗教的主題は表面的には姿を消すが、
作り手の個人的な宗教感情を反映するようになった。
真に優れた美術はつねに宗教的であり、美術と宗教
は実はおなじものなのだ とあります。
そのあと 祈りの空間という項目に
明治の初めに洋画を学び、ロシアでイコン(聖像画)
を学んだ山下りんについて記述があります。
通信の卒論にそれまで知らなかった山下りんが
どんな画家か知りたくなり選びました。
私はどの宗教にも属していませんが、美術という
宗教に属しているのでしょう。