5年前の春、小田急線新松田駅から近くの川音川を

スケッチしました。

緑の時をスケッチしたくて再度訪れました。

新松田近くなると電車が川に沿って走ります。

酒匂川に合流するとか。

5年前には山に向かって右岸から橋の下で

描いたのですが、様変わりしていました。

高い葦のような雑草がびっしり生えていて

全く橋の下には行けません。

橋を渡って左岸を降りたところでスケッチしました。

右岸と左岸で山の見え方が全然違いました。

梅雨の曇り空に左岸からは川がよく見えました。

5年前の右岸から

今年の6月の左岸から

 

 

 

東北大地震の後 音楽と違って美術は何を

することが出来るか考えていました。

2018年4月から京都芸術大学通信で学ぶ直前に

この題名にひかれて読みました。

中世の宗教画は 純粋に視学的な造形性を追求する

ようになり、宗教的主題は表面的には姿を消すが、

作り手の個人的な宗教感情を反映するようになった。

真に優れた美術はつねに宗教的であり、美術と宗教

は実はおなじものなのだ とあります。

そのあと 祈りの空間という項目に

明治の初めに洋画を学び、ロシアでイコン(聖像画)

を学んだ山下りんについて記述があります。

通信の卒論にそれまで知らなかった山下りんが

どんな画家か知りたくなり選びました。

私はどの宗教にも属していませんが、美術という

宗教に属しているのでしょう。

 

 

四万十川は遠いので、高知駅から土讃線に乗り、

伊能に向かい仁淀川に行きました。

駅から遠いかと思いましたが、割と

分かりやすい道で近くて助かりました。

土手に上ると、広々とした澄んだ仁淀川が見えました。

宮尾登美子の「仁淀川」、主人公の綾子が満州から

敗戦で引き上げて、夫の生家がある仁淀川近くに

住む場所です。

まず右の方をスケッチして

 

 

次に左の方を描きました。

 

 

高知駅に戻り、琴平で下車しました。   

金刀比羅宮の長い階段はあきらめて、手前の金倉川を

歩いて行くと、屋根のついた橋 刀の鞘のような鞘橋に

着きました。文化財とか。

 

 

金毘羅さんの400段くらいまではタクシーで行けると

山口から来た人の情報がありました。四国テレビで 

お遍路さんが減ってきたので、関係者や僧の方々が対策を

とるという会見を映していました。

外国の人はそんなに多くはありませんでしたが、山奥の

大歩危のような所で見かけて驚きました。