こんにちは。アイビーおじさんです。

この4月から自分の身を取り巻く状況が大きく変わってきており、車が必要になりました。『《旅行記#9-1》教習車(?)アクセラで行く新潟の旅』こんにちは。アイビーおじさんです。前回の記事で「とき311号」に乗って新潟に行きましたが、その後マツダのセダン・アクセラに乗ってお出かけしました。教習車がアク…リンクameblo.jp

結論から言うと購入したのはマツダ・アクセラです。

さんざん記事でも特集してきたように、世代違いなどもカウントすると80車種近く試乗してきた私ですから車選びではやたら迷いが生じました。今回はそんな私の車選びから納車までを特集してみようと思います。


(1)求めたいモノ

まず生活拠点が大きく変わるため、車選びには極めて大きな制約が生じています。まずはここに条件をたくさん書き留めていきます。


・4WD車であること

実は豪雪地帯で暮らすことが決まりました。雪道の運転はほとんど未経験に等しいので、四駆は今回は必須です。制約が若干デカくなるため、MT車は車種によっては断念することになりそうです。


・普通車であること、可能ならCセグメント

初めて買う車は小さいコンパクトカーや軽自動車で…とよく言われますが、それでは腕が鈍る心配があります。『《自動車#21》カレコの「CX-60」、完全勝利。』こんにちは。アイビーおじさんです。2月20日、カーシェアリングの「カレコ」は、「三井のカーシェアーズ」へと改名します。これに先立って新車種が導入されましたので…リンクameblo.jp

一応、CX-60くらい大きくても大丈夫っちゃ大丈夫。

ところが、車が大きいと値段が同じでも状態が悪くなるか、状態が同じなら価格が上がるという問題も同時に発生します。アテンザ・CX-5くらいまでは候補として考えましたが、これらの都合を考えあきらめることになりました。そのため、間を取ってではないですがCセグメントくらいならどっかで違う車を運転することになっても大体は対応できるのではないかと思っています。


・マツダ車

教習車がマツダ車だったあたりから(限定解除で2軒はしごして両方でマツダ車)、重度のマツダ車ファンに成り果てました。そのため短期目標がいつのまにか「マツダ車を買うこと」になっていました。


というわけでカーセンサーをいじいじして、この車に辿り着きました。

マツダのアクセラセダンです。柏市のマツダディーラーで売りに出されていました。

教習車と同じセダンタイプの車体で、近年わが国ではセダン人気がなくなってきています。そのためアクセラスポーツに比べて安価に購入できたわけですが、店の人曰く雪が降るわけではないため四駆まではいらないということで、なかなか買い手がつかなかったとのこと。そういった事情から1.7万kmの超低走行車だったにもかかわらず本体価格たった107万円の破格の安さになっていました。


軽くスペックを紹介します。


アクセラセダン

型式:LDA-BM2AP

グレード:22XD Proactive(2016年MC車)

車体色:ディープクリスタルブルーマイカ

走行距離:1.7万km


アクセラにはかなりの数のエンジンバリエーションがあります。3代目に設定のあるもので列挙すると、


①1.5L ガソリンエンジン

②1.5L ディーゼルエンジン(後期・2WDのみ)

③1.6L ガソリンエンジン(教習車のみ)

④2.0L ガソリンエンジン(前期・2WD・スポーツのみ)

⑤2.0L ハイブリッド(セダンのみ)

⑥2.2L ディーゼルエンジン(セダンは後期のみ)


これら6種類があり、今回購入したアクセラでは⑥に該当します。

四駆の場合、22XD系ではエンジンが重いためか、ことごとく車両重量が1500kgを超えてしまい、自動車重量税が1段階上がってしまいます。また、15XD系はそもそも四駆の設定自体がありません。ただよくよく調べてみると、セダンの22XD Proactiveだけは1500kgちょうどに設定されており、1500kgピッタリなら税額が1段階下がることに気付きました。これもこの個体の選定理由であり、MTを諦めてまで手に入れる価値があると感じたわけです。

加えて、雪道での走行になるわけですが、後期型であればハンドリングを高次元に制御する「G-ベクタリングコントロール」が入っているのも決め手になりました。その効果のほどは雪道だとわかりやすいといい、スリップ防止策として効いてくれそうです。

そしてこのセダン型の車形。まぁハッチバックも違和感なく乗れるはずなのでいいとして、セダンの方が全長としては110mmも長いのです。ただし、この車は教習車として散々お世話になっていた車種。形が同じなので大したことありませんし、むしろ先の記事のこともありセダンの方が思い入れが強いです。取引先の方に「渋っ!」と言われはしましたが、迷うことなくセダンで決定です。


・車が決まったら

まずはお店に連絡を取り、見積もりを取ってもらいました。

お店のある都道府県からはかなり離れたところから注文しているので、県外登録費用というのがどうしてもかかってきます。また、陸送費もどうしてもかかります。

できるならこういった費用はかけたくない。そこで、車庫証明を自分で取り、販売店から自宅まで自走にすることで、諸費用を大きく節約できました。

そして、引っ越しとほぼ同時購入になるため、印鑑証明も取得。このために実印も作りましたが、この際に通販サイトで注文を間違えたため、全く同じ印影かつ異なる素材の実印が2個(1個目:水牛、2個目:チタン)できてしまいました。

そして最後に、販売店に購入申込書などの書類を郵送。店側で名義変更手続きを行い、あとは納車を待つだけです。


・ディーラーでの事前整備

手続きに並行して、さまざまな整備や手続きを進めます。

オイル交換や各種部品の交換が行われました。マツダディーラーの中古ということで、元から自店で整備してきた車両のため状態については一番よく分かっており、そのあたりは完璧に整備してくれました。諸費用だけ異様に高かったのですが、交換するものがとにかく多岐に渡ってしまったので仕方ありません。ゆえに、現車確認や試乗などを省いても安心して購入に踏み切れました。

実は元からついていたタイヤにヒビが入っており、交換しないと危ないということだったのでタイヤも購入しました。中古だけど自分だけの乗り味を作れますので、これに関してはかなり悩みました。

今回は、営業さんに勧められたトーヨータイヤの「PROXES Sport 2」をそのまま採用しました。このタイヤはメーカー内で最高峰にあたるプレミアムスポーツタイヤです。新車装着タイヤの性能そのもので、同系列のタイヤが現行のMAZDA3にも採用されています。お値段は楽天市場でおよそ77000円ほど。

しかもこんなのアリか!?とは思いましたが、営業さん側が「オートバックスとかで取り替えるより楽天市場とかのネット通販で購入して店に直接届くようにしてもらった方が安いし、その場合うちでタイヤの取り付けもやります」と提案してくれました。自分でも納車後に米沢まで自走回送する前にどこか(千葉県内)の工場で取り替えるつもりでした。納車時に既に新しいタイヤがついていた方が当然不自由はないので、楽天スーパーセールの開始時期に合わせて楽天市場でタイヤを買って、送り先をディーラーに指定。そのまま取り付けまでやってもらいました。


・念願のマイカーとご対面

納車当日。近くの駅まで担当の営業さんが迎えに来てくれました。(この際、迎えの車がソウルレッドのCX-30で結構派手だなと思われたのは秘密です)

そして、お店でナビの操作方法や納車にあたり整備した箇所などをひととおり説明してもらい、いざ出発です。

ここまで手続きで1ヶ月くらいはかかったと思いますが、ようやく自分の車が手に入りました。夜勤のある仕事で、自転車通勤だったのでようやく疲労回復が追いつきそうです。


・自走回送

今回、車の回送は自走でやることにしました。

陸送だと(割引の話はあるものの)結構なお値段になってしまいますが、高速有利なディーゼル車なわけですし、燃料代を含めてもだいぶ安上がりになるはずです。

途中何度も休憩を入れつつ、8時間ほどかけて東北道を北上。この日はずっと雨が降っており、大半の区間で80km/h規制がかかっていました。その分燃費は伸びに伸び、福島で給油したら満タン法で20km/Lの低燃費を達成。簡単に遠出できてしまいますね。とっても快適な旅になりました。


というわけで、新たに納車された愛車・アクセラの納車編でした。次回は、このアクセラのレビューをしてみたいと思います。