こんにちは。

前回に引き続き、南東北の旅をお送りします。

2日目は郡山を出発、新幹線で仙台に移動して車でいろいろなところを周ります。

 

・きっぷを使って離れ業

2日目の朝、郡山駅。新幹線ホームに来ています。

実は今回、きっぷは「西若松→仙台」の1枚のきっぷを2日間にまたがって使っています。郡山で分割しなかったのは、この区間のきっぷなら有効期間が2日間になり途中下車もできるため。会津若松→仙台のきっぷであれば大都市近郊区間内のため有効期間が1日だけになってしまいますが、1区間でも只見線を含めば大都市近郊区間から外れるため、途中下車が可能になるわけです。なお似たケースで「東京(蒲田or西大井以東)→熱海」の移動の際に東海道線で1駅行きすぎるよう函南駅までのきっぷにすれば、小田原で途中下車して小田原城見学とかができたりします。

 

(8)郡山7:56→仙台8:44 やまびこ201号 仙台行

 

先発のやまびこ51号は盛岡行きのため、指定席の通路まで埋まる大混雑。よって見送り、後続の仙台止まりの各駅停車でのんびり行くことにします。車両はE2系J67編成。今や東京〜仙台でしか走らなくなってしまいました。しかもこの日は運悪く対向列車の方が200系カラー新幹線。逆だったら良かったのに。『《旅行記#10》福島へ日帰り旅行(?)』こんにちは。アイビーおじさんです。前回の記事では新潟の旅をご紹介しましたが、今度は福島。所用で日帰り旅行と相成ったので、ご紹介していきます。・停車駅異常、ヨシ…リンクameblo.jp

 

 

実は私、ここ1年ほどで今回を含めて東北新幹線でE2系に3回乗っているのですが、3回すべてにおいてJ67編成に当たっているのです。そして、そのうち今回を含む2回は乗ろうとしたら200系カラーが対向で目の前に現れ、また一度だけE3系側に乗っていたこともあって、そのときに後ろにつながっていたのもJ67編成といった具合になっています。これをカウントすればまさかの4回連続。どう頑張ってもここまでの偶然はないでしょう。上越では他の編成にも乗っていたのにどうして…

途中の福島と白石蔵王ではやぶさの通過待ちがあります。しかしダイヤにはそこまで余裕がなさそうで、終始270km/hオーバーで必死に走っていました。

 

で今回、仙台に着いてからの宮城県内の移動にはカーシェアリングのタイムズカーを使うことにしました。このお盆の時期はレンタカーがハイシーズン料金で軒並み料金が高く、どう頑張って算定してもハイシーズンの料金が無かったカーシェアが最安になります。

同行者が運転しやすいようにと、当初はホンダ・新型フリードで車種指定をかけていました。ところが、交代運転者登録をしたところでなぜか車種指定が切れてしまい、どの車が充てられるか全く分からなくなりました。ステーションにはC-HRしか表示がなく、当初それかと思いました。

いざ蓋を開けてみればマツダ・CX-5。マイナーチェンジで顔が変わった後の新しい個体でした。寸法的にはタイムズカーで一番大きな車です。あまりに大きかったためか同行者が匙を投げ、結局ほとんど自分が運転することになりました。しかしこの方が好都合で、2列目に乗りづらいことくらいしか欠点がなく、装備が充実しているので何ら不自由することはありませんし、個人的に一番好きなマツダ車ですからもう内心とても喜びました。グレードは20S Smart Edition(4WD)で、車体色はディープクリスタルブルーマイカ。美しい紺色です。

まず最初に向かった先は愛子方面にある「秋保大滝」。日本三大名瀑に数える人がいる大きな滝です。華厳の滝のように2段の滝になっていますが高低差もそれなりに大きく、壮観です。

駐車場から少し下ったところに展望台と、そこからさらに下っていくと滝つぼ付近に降りられますが、これがもう完全な山道。暑くて暑くてたまりませんでした。

展望台からだとこんな感じに見下ろすようになります。

ただまぁ、暑い。マイナスイオンとか出てるそぶりもなく、終始暑くてたまりませんでした。

そういうわけで、滝を見終わったら元来た道を戻り、展望台にあった売店でかき氷をいただきます。滝つぼまでの移動が完全に登山そのもので疲れたので、本当にかき氷は外せません。実はこの写真、今回のベストショットです。

なお今回は行きませんでしたが、この滝の近くに慈眼寺という寺が2003年に建立されました。普通お寺というと建物も古く歴史を感じ、文化財的価値もあるものが多いので、極めて新しいと言えます。というのも実は、この寺は過去1300年の歴史の中で2人しか成功していない過酷すぎる修行(大峯千日回峰行)を成し遂げた塩沼亮潤大阿闍梨によって建立され、月1回ほど護摩を焚く会を開いたり、平日は毎朝ラジオに塩沼大阿闍梨が出演して話したりと、なにかと有名なお寺なんです。当人も結構気さくな方だそう。護摩の日程には当たらなかったため、今回は寄らないことにしました。

次いで高速道路を走って向かったのが、塩竈。このあたりにある小さな市場で海鮮料理を楽しみました。自分は炙りサーモン丼を注文。良い感じに脂がのっていて、口の中でとろける感覚がたまらないのですが、一緒に出された味噌汁もカニを出汁にしており、こちらもまた美味でした。正直、私は海鮮は好き嫌いが多い方なんですけれど、スープにされたらこれがなかなか美味しかったんですよねぇ。

続いては鹽竈神社。「塩釜」と書けば簡単ですが、やたら画数が多くなるのが宮城県の塩竈です(駅名は「塩釜」)。こちらは同一の境内に2つの神社が並んでいるのが面白いところです。と思ったら松島の方は隣接した敷地に3つも寺が並ぶ始末。どうして寺とか神社とかを隣り合って複数並べたがるんでしょうかね・・・

このあたり峠道が続くわけですが、CX-5のキックダウンがなんか遅く、ギアを半手動変速することが多々ありました。ディーゼルならともかく、ガソリン2Lなので無理もないです。やはり買うならディーゼルかな、と強く感じました。

三陸道の無料区間を爆走して向かった先は石巻。ここではかまぼこを買う予定で、道中でたまたま存在を知った石ノ森萬画館に入ることにしました。

「仮面ライダー」や「サイボーグ009」などの名作で知られる石ノ森章太郎はここ石巻を第二の故郷としていました。

入口には「仮面ライダードライブ」の劇中に登場したトライドロンの撮影用の実車(ホンダ・NSX)が展示されています。「仮面ライダードライブ」は、仮面ライダーなのに過去の歴史の中で今のところ唯一バイクに乗っておらず、スーパーカーを駆る仮面ライダーというのが特徴の作品。

カーナビがありそうなところに鎮座するベルトさんとシフトカー。ほぼ作品通りですね。

過去登場した主人公ライダーすべてのマスクも展示されています。こちらは電車に乗る仮面ライダー、電王のマスクです。どう見ても敵にしか見えない怪人が人間に憑依して(or直接)変身するというコンセプトも人気でした。

個人的には平成ライダー(特に電王〜ダブルあたり)が好みですが、見ておきたかったのが上皇さまの生前退位→元号が変わる、というのをネタにして最後の平成ライダー作品として作られた「仮面ライダージオウ」。

印象の強いものその2、仮面ライダーディケイド。他のライダーに変身できるライダーということで人気を集めました。他のどのライダーとでも、なんなら仮面ライダーですらなくとも共演させやすいので登場頻度は高いです。先の「ジオウ」に客演した際は、ディケイドが主人公ライダーに変身して本人と共闘する、なーんてネタシーンもありました。

夜はいったん多賀城まで引き返し、仙台名物の牛タンをいただきます。仙台に行ったら牛タンを食べずに帰るという選択肢はありません。牛タンソーセージ、なかなか食べやすかったです。一般的に使われているところとは異なる部位ですがまぁその方が安かったので…

宿は松島で用意していたのですが、牛タン屋さんの混雑で到着時間がかなり遅くなってしまいました。本当にギリギリセーフで間に合ったと言うところ。まぁしょうがないんですが、松島湾を望める景色のいいところです。