こんにちは。アイビーおじさんです。

 

前回の記事ではMAZDA6が「プレミアム」で残念だ、という話をしました。しかし実はよく考えてみると、カレコのプレミアム料金は1時間だけならタイムズのプレミアム料金より20円安いのです。この記事を書いた後に気がつきましたが、でもカレコの場合ノアヴォク・セレナ・ステップワゴンはミドル料金。タイムズカーにまだMINIとかが残ってればまだ勝負になりますが、今やミニバンしかいないので。。。

そういうわけで今回はタイムズカーのプレミアム車、新型ノアのご紹介。11月18日、タイムズカーで稼働開始しました。その上運良く一番乗りすることもでき、とても満足しています。

 

・新時代は3ナンバー化!

こちらがタイムズカーに新たに導入された新型ノアです。この個体の車体色は「スティールブロンドメタリック」。ちょっと金色寄りなカラーで、なんとなくマツダのプラチナクォーツメタリックに近い、金っぽく銅色っぽい、金属系カラーです。

最近の車はグリルがデカいとよく言われますが、このノアは意外とそうでもないです。若干つり目ながらニッコリしているようにも見えます。

ナンバープレートを見れば分かる通りですが、ノアはこの新型から全車3ナンバーになりました。これは衝突安全性を高めるために新たなプラットフォーム「TNGA-C」を採用したためで、横幅が1730mmにどうしても拡大してしまったので仕方ない側面があります。でもまぁ高々3cmだし、車体の拡幅はほぼ気になりません。

んでこちらがリアビュー。前モデルは側窓とリア窓の間に縦型のブレーキランプがついていましたが、新型では大幅に小型化してサイドをつり上がらせ、全部の窓が繋がっているように見えます。そしてリアワイパーが空力パーツに隠されていて、通常外から見えなくなっています。

右下に例のバッジがあるところからも分かるように、タイムズの新型ではハイブリッドになっています。サイトでも新たに「ノア(ハイブリッド)」という表記が起こされており、ハイブリッド=新型、という図式が出来上がりました。

グレードは一番下のHYBRID Xです。助手席側のみメーカーオプションのパワースライドドアを装着、また後述のオプション装備の数多く装備してコミコミ価格336万2450円くらいです。

 

・進化した内装を見てみよう

こちらが新型ノアの運転席。旧型には奥まったところにあったエアコンなどの温度を表示したインフォメーションパネルが速度計の中に集約されたため、スッキリとした印象です。黒一色で樹脂パーツを多用しているので安っぽく感じるところもありますが、立体曲線を多用した造形になったことでスタイリッシュさが増しています。

新型ノアのメーター。細かいところの配色などが異なるだけでほぼヤリス(X及びHYBRID X・GRヤリス)と同じです。中央のインフォメーションパネルの表示内容もヤリスと共通とされています。なんと満タン状態で無給油1000kmオーバーの航続距離を持つバケモノです(およそ20km/Lが出せれば)。これは新型ノアに給油する機会はあまり無いのかな。

シフトレバー周り。先代ノアではガソリン車がフロアシフト、HV車はプリウスタイプの電子式シフトとなっていましたが、新型では全グレードともストレートシフトとなっています。新型から新たに電動パーキングブレーキも装備されましたが、そのスイッチに表示灯がなく、メーター内にしかパーキングブレーキの表示がつかないのでどうなのとは思います。

また、エアコンは左右独立のオートエアコンとなっていますがこれはオプション装備です。ノーマルでは左右の制御が独立せず一括制御になっていたので、何となくうれしいですね。なお当装備は最上位グレードのS-ZとZは標準装備で、それ以外のグレードはオプションとなります。

新型ノアでは2列目シートの頭上にもエアコンの操作リモコンがあり、こちらでは2列目にある吹き出し口から出る風の温度調節ができます。こちらは標準では冷房のみですが、先述のエアコンのオプション装備で2列目以降も暖房が使用できるようになっています。

運転席側ドアの機能性を見てみます。こちらは最近のトヨタ車共通の配置となっており、配列からヤリス・アクアとまったく同じです。将来的にコンパクトカーを使っていたところ家族が増えて買い替えた、というシナリオまで想定して同じ配置にしているのなら素晴らしい配慮ですが、実際のところは在庫確保とかの都合も関係していそうです。またドアの棚が2層式で、ドリンクホルダーとその他の物入れが分離されています。

棚関連でもう一つ。助手席側のインパネには実はそこそこ深めの棚が用意されていて、コンビニで買ったモノを袋ごと突っ込んでも走行中に落ちないよう配慮されています。ある種雑な使い方をしても大丈夫、ということなんでしょうか。

シフトノブ左にはカバーがかぶせられていますが、カバーを外すとUSB端子のお目見えです。こちらには標準でUSB-C端子と普通のUSB端子がそれぞれ1個ずつ用意されます。

続いて2列目シートのご紹介。やはりノアですから足元は普通に広いです。助手席シートバックに小さなテーブルが用意されています(全グレード標準装備)。また、助手席側のみパワースライドドアとなっていますが、大荷物でも開きやすいようにワンタッチでドアを開くためのボタンが備わっています。パワースライドドアも本来オプションですが、タイムズカーでスライドドアの車はNV200バネット・NV350キャラバン・フリード(両側とも標準装備)以外は必ず助手席側の2列目ドアが自動ドアになっており、標準のままだとサービスダウンになってしまいますからね。

3列目シート。今回借りた個体は文字通り納車直後(走行距離なんと53km)の状態だったため使用感が一切なく、ご覧の通り背もたれがほぼ垂直ですが、肘掛けこそ無いものの十分なシート幅があるため割と快適に過ごせそうです。

リアゲートを開けてみましたが、3列目を展開した状態でもコンパクトカーより少し小さいくらいのラゲッジスペースが確保されています。まぁご覧の通りですが、3列目に人がいるならともかく3列目中央席のヘッドレストが位置的にすごく邪魔なので、3列目に誰も乗らないなら取り外してから運転するのが吉です。(50プリウスの「後方に太い横線」よりはまだマシな方ですが・・・)

さて、続いてはカーナビです。オプションを付けずにタイムズカーナビを装着する選択肢もあったのではと思いたいところ、新型ノアでは85,800円もする純正T-Connectナビをオプションで装備。(HYBRID)X以外のグレードでは標準装備です。

このカーナビ、地図データの更新がこれまでになく速く、データセンターとのやりとりによってほぼリアルタイムで施設名などの検索ができるため、新しく出来たショッピングセンターで検索をかけると、当日、下手をすれば開業前でも検索結果に出てくるほど。スマホの地図アプリより優秀かもしれません。

ついでに紹介すると、タイムズカーの新型ノアにはCDデッキが装備されていなかったため、自分で音楽を持ち込んで聴くためにはあらかじめ音楽をスマートフォンに入れておくか、ストリーミングサービスを使うなどし、携帯をBluetoothかUSBでカーナビに接続する以外手段がありません。

後退時はガイドがしっかり付きますが、これも高画質化されていて見やすいです。モニターに従ってさえいれば後退も安心ですね。なお、オプション装備として有名になった自動運転で入庫する機能については装備されていません。

 

 

 

というわけで、タイムズカーに新たに登場した新型ノアを特集しました。新型ノアは「タイムズステーション・イトシア」を中心に都内いくつかのステーションから配備が始まっていますので、是非乗ってみてください。ではでは。