[レビュー] 投資の教科書: 資産形成に関わる皆さまへ | 目指すは「老後は不労所得だけで生活」。FPの投資記録

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私が多く本を読むきっかけとなった記事はこちら

 

 

 


さて、書籍レビューのお時間です。
きょうはこちらを紹介したいと思います。

 

 


投資の教科書: 資産形成に関わる皆さまへ
著者名    園田 裕樹さん


初版は2023/04/13でしたので、情報はほぼ最新でした。
この後から日経平均がぐんぐん上昇していったので、私の感想としては、「発売してすぐにこの本を読んで即時行動したひとは儲かっているのでは?」ですね。

この本、初心者に取っては読みやすく、読解しやすい内容になっていますが、私のように投資19年目の人でも、頭の整理には非常に良い内容になっています。

まずは、各セクションが短いので読みやすくなっています。
そして各セクション終了後には「ここまでのまとめ」と要約してくれるので、そこだけ読んで、もう少し詳しく知りたいと思ったらそのセクションを読む、って感じの読み方でも良いかもしれません。

それぞれの説明の中で、グラフを使いながら説明しているので、状況が理解しやすいです。

 

 

 

 

 


次に、この本の投資手法は「安全運転」なところです。
投機と投資の違いを説明し、投資には、株式や債券、ETFや投資信託などがあることを説明。
それぞれの長所・短所を説明した上で、複利の利点性を重ねて説明しています。

ウォーレン・バフェット氏のことを取り上げるのは、投資本の基本かもしれませんが、「トマ・ピケティ」氏を取り上げているのは初めてみました。
私も初聞なのですが、「人間が働くよりも、お金に働いてもらうことが資産が拡大するスピードが早い」というのは理解できます。

私は投資で意識していることが
「お金に働いてもらう」
「私、妻、もう一人の稼ぎ手になってもらう」

なので、トマ・ピケティ氏の論文には非常に興味が湧きます。

 

 

 

 

 

 


最後に、なぜ投資家19年目の私が、初心者本に近いこの本を手にしたのか?です。
最近、成長企業への投資を検討しているんですが、どの指標を使っても決め手に欠けるんですね。
そこでもう一つの指標として「期待値」を取り入れようと考えていますが、その「期待値」の考え方を取り入れるにあたり、Googleで「期待値」などのキーワードで検索すると、この本がヒットしました。


一部、期待値の考え方は取り入れているんですが、「上がる確率」「下がる確率」の確率の出し方について深く勉強したいという思いがあります。


この本からは期待値の具体的な手法は完全習得できませんでしたが、ファーストステップとしてはよかったと思っています。

興味ある方は読んでみてはいかがでしょうか?