前回の記事はこちら。
これで、死亡保険は手に入れた!と一安心した時に、ふと気づく。
あれっ?これって本当に収支大丈夫??
今までマンションの区分買いしかしていなかったので、この収支について考えることを怠ってしまっていたのだ。
というのは、マンションの場合だと減価償却が躯体で47年で定額法なので、ある程度見かけの支出(という表現が正しいのかわからないが...)があるので、確定申告するときの収入が少なく計上できる。
つまりは「節税」である。
よって、不動産所得による納税額も少ないわけだが、これがアパートでは若干異なる。
アパートだと、減価償却が躯体で22年なので、23年からは見かけの支出が0になる。
実際支払うローン額は、私の場合は25万円/月なのだが、確定申告で経費として計上できるのは利息の部分で、利息は年々減っていくので、経費がどんどん少なくなる。
つまりは、手元に残る現金収入よりも、確定申告で計上する不動産所得のほうが大きくなるので、納税額もまあまあ大きくなり、結果手元に残る現金というのはさらに減る。
そこから、アパートの場合は修繕とかを支払うことになるので、実質赤字になり、本業のサラリーマンの収入を食い潰す可能性がある。
ここが甘かった...
これを補填するために、2棟目を検討しているが、2棟目もいずれ同じ問題にぶち当たるので3棟目の購入を検討する...
いつまで経ってもアパート物件購入が止まらないことになる(実際はありえないが)。
やっぱりどこかで手放すことになるかもだなぁ〜。
もちろん、購入から22年後に不動産投資ローンが完済できれば一番良いかもだが、そんな金があるなら株式投資に回したい。
この辺、どう解決するかが今後の課題である。
以降は、これから不動産投資をやろうとしている人や、検討しようとしている人に向けて、私の経験を踏まえたアドバイスを!!
不動産投資は、目先の利益だけに着目せず、完済シミュレーションや収支シミュレーションなどを駆使して、本当に購入すべき物件なのかどうかを、よく検討してほしい。
不動産会社の甘い誘惑に乗らず、出された資料は手書きのメモも含め全て保管しておくこと。
そして会話の録音をお勧めする。
言った言わなかったが一番醜い。
上場企業だからとか非上場企業だから、という判断で不動産会社を選んではいけない。
経験豊富というのは一つの目安かもしれないが、悪しき経験だけで営業している可能性もあるので、全てを疑うことから始めた方がよいと思う。