10月も終わりになりました。

今年も後2か月です。ラストスパートです。

 

今回は、23年春入社の大卒内定者4年ぶり増加についての紹介です。

 

日経新聞によると、

 

日本経済新聞社が25日にまとめた2023年度の採用状況調査で、主要企業の大卒内定者(23年春入社)は22年春入社数と比べて5.7%増えた。

全体の増加は4年ぶり。

新型コロナウイルス禍からの経済再開や人手不足を受けて、非製造業を中心に採用意欲が高まっている。

採用計画に対する内定者の充足率は過去10年で最低となるなど、人材の獲得競争は激しさを増している。

 

 

大卒内定者数は全体で11万6079人。

前年度比での伸び率は過去10年では15年度(7.3%増)に次ぐ高さだった。

コロナ禍による採用手控えの反動に加え、自動車をはじめとする需要回復などを受けて採用を増やす動きが広がった。

転職などで若手社員の離職が増えていることも新卒の採用拡大の一因だ。

 

これまで採用を抑制してきた非製造業が4%増と4年ぶりのプラスに転じた。

ホテル・旅行(6倍)や外食・その他サービス(4%増)などが回復し、23業種中で18業種がプラスとなった。

 

客室乗務員以外の大卒新卒の総合職採用を3年ぶりに再開した全日本空輸(ANA)は66人を採用する。

「卒業後3年以内であれば他社に就業中の人でも応募可能にした」という。

 

製造業は9.6%増と2年連続のプラス。

自動車・部品(11%増)や化学(12.8%増)など、19業種中で10業種が2ケタの伸びだった。

 

日産自動車は21.5%増の356人を採用する。

「電動化などを軸にした成長に向け、技術系や技能系の採用を強化する」としている。

二輪車需要が好調なヤマハ発動機も65.6%増の212人と大幅に増やす。

 

企業が求める人材としては理工系の人気が一段と高まっている。

理工系の内定者数は8.8%増で2年連続のプラス。デジタルトランスフォーメーション(DX)の拡大を受け、担い手となる人材の引き合いが強い。

 

デジタルサービスやクラウド関連事業を強化する企業による積極採用が目立つ。

日本IBMグループは50.6%増の830人、リコーは51.9%増の117人とする。

 

一方で、企業の採用意欲に人材の供給が追いついていない面もある。

全体の採用計画人数に対する内定者数の割合は90.2%と、過去10年で最低となった。

大卒内定者数が2200人と首位のイオングループの充足率は88%にとどまり、中途採用を増やして補っている。

40%増の196人を採用する住友化学も充足率は86.7%で「機械・電気系人材の採用が特に難しい」という。

 

積極採用は今後も続く見込みだ。

各社に24年春の新卒採用人数の見通しを聞いたところ、15.9%が23年春に比べて「増やす見通し」と回答。「減らす見通し」(1.2%)を大きく上回った。

 

一方、世界的なインフレやウクライナ危機、為替の円安進行などで、景気の先行きは不透明感を増している。

日本総合研究所の山田久副理事長は「少子化などによる構造的な人手不足は続くが、欧米の金融引き締めによる景気減速などで、各社の採用計画が下振れするリスクもある」と話す。

 

以上です。

 

現在、経営顧問をしている会社の採用支援していますが、

若手社員の採用は、売り手市場で、採用がなかなか厳しいです。

魅力ある会社にする必要があります。