ゴールデンウィークも後半になりました。日頃できないことをいろいろやっています。時間は貴重です。



今回は、日本再生人材育成支援事業 の2つ助成金のもう1つの助成金である材育成型労働移動支援奨励金(出向コース)を紹介します。


内容

労働者を出向または移籍により受け入れ、その労働者に職業訓練(Off-JTのみ、またはOff-JTOJTの組み合わせ)を行った場合に、賃金および訓練経費を支給します。



支給額

1訓練コースにつき以下の額を支給します。

Off-JT分の支給額

賃金助成・・・1人1時間当たり 800円(上限1,200時間)

経費助成・・・1人当たり 30万円を上限

OJT分の支給額

実施助成・・・1人1時間当たり 700円(上限680時間)

1年度1事業所当たりの支給限度額は500万円です。



対象事業主

健康、環境、農林漁業分野等の事業を行っており、職業訓練計画を作成して、訓練を実施した事業主



◆助成の対象となる出向は出向元事業主の事業所から一時的に離れ、出向先事業主の事業所において勤務することをいい、以下の要件を全て満たすことが必要です。

・出向期間が3カ月以上であり、終了後に出向元事業主に復帰するものであること。

・出向先事業主が対象労働者の賃金の一部または全部を負担していること。

・対象労働者の同意を得たものであること。

・出向元事業主と出向先事業主との間の出向に係る契約によるものであること。

・人事交流のためなど、雇用調整を目的としない出向でなく、かつ、労働者を交換し合うことになる出向でないこと。



◆助成の対象となる移籍とは移籍元事業主との労働契約関係を終了させて、移籍先事業主

に移行させることをいい、以下の要件を全て満たすことが必要です。

・対象労働者が移籍元事業主で、1年以上雇用保険被保険者として雇用されていること。

・対象労働者の同意を得たものであること。

・移籍先事業主と移籍元事業主との間に移籍に係る合意があること。

・対象労働者が離職日から6カ月以内に期間の定めのない労働者として移籍先に雇い入れられていること。




受給までの流れ

1.受給資格認定申請

2.認定

3.職業訓練計画の開始

4.訓練実施

5.職業訓練計画の終了

6.支給申請

7.支給決定



最寄りの都道府県労働局またはハローワークへ お問い合わせください。

以上です。


私見としてこの助成金は、成長分野の子会社を作って、出向させて研修しても、もらえる助成金で検討価値はあると思います。