12月に入り、今年もあと1カ月となりました。
今回も社員の雇用条件を改善する場合の助成金でお勧めの助成金です。
この助成金は、65歳以上への定年引上げ、定年の定めの廃止、希望者全員を対象とする65歳以上までの継続雇用制度の導入又はこれらの措置と合わせて高年齢者の勤務時間の多様化に取り組む中小企業事業主に対して助成します。
但し、専門家の立場からの注意点として、この制度を導入するに当たっては、在職老齢年金と高年齢雇用継続給付などを活用した高齢者の賃金設計をしないとトータル人件費がアップします。
(助成金内容)
事業主が実施した措置及び企業規模に応じて、下記に掲げる額を支給されます。また、合わせて高年齢者の勤務時間を多様化する制度を導入する事業主に、企業規模によらず一律20万円を加算します。
(1)現行定年年齢が60歳以上65歳未満の場合は、
1)企業規模1-9人で、
①定年の引上げ(65歳以上70歳未満) 40万円
②定年の引上げ(70歳以上)又は定年の定めの廃止 80万円 [40万円]
③希望者全員を対象とする70歳以上までの継続雇用制度の導入 40万円 [20万円](20万円 [10万円] )
④希望者全員を対象とする65歳以上70歳未満までの継続雇用制度の導入 20万円
2)企業規模10-99人で、
①定年の引上げ(65歳以上70歳未満) 60万円
②定年の引上げ(70歳以上)又は定年の定めの廃止 120万円 [60万円]
③希望者全員を対象とする70歳以上までの継続雇用制度の導入 60万円 [30万円](30万円 [15万円] )
④希望者全員を対象とする65歳以上70歳未満までの継続雇用制度の導入 30万円
3)企業規模100-300人で、
①定年の引上げ(65歳以上70歳未満) 80万円
②定年の引上げ(70歳以上)又は定年の定めの廃止 160万円 [80万円]
③希望者全員を対象とする70歳以上までの継続雇用制度の導入 80万円 [40万円](40万円 [20万円] )
④希望者全員を対象とする65歳以上70歳未満までの継続雇用制度の導入 40万円
(2)現行定年年齢が65歳以上70歳未満の場合は、
1)企業規模1-9人で、
①定年の引上げ(70歳以上)又は定年の定めの廃止 40万円 [20万円]
②希望者全員を対象とする70歳以上までの継続雇用制度の導入 20万円 [10万円]
2)企業規模10-99人で、
①定年の引上げ(70歳以上)又は定年の定めの廃止 60万円 [30万円]
②希望者全員を対象とする70歳以上までの継続雇用制度の導入 30万円 [15万円]
3)企業規模100-300人で、
①定年の引上げ(70歳以上)又は定年の定めの廃止 80万円 [40万円]
②希望者全員を対象とする70歳以上までの継続雇用制度の導入 40万円 [20万円]
(支給対象事業主)
①雇用保険の適用事業主であり、定年年齢の引上げ等を実施した日において中小企業事業主(常用被保険者の数が300人以下の事業主)であること
②実施日の1年前の日から支給申請日の前日までの期間に高年齢者雇用安定法8条又は9条違反がないこと
③支給申請日の前日において、実施日から起算して6カ月以上が経過しており、実施日から支給申請日の前日までに制度の引き下げを行っていないこと
④支給申請日の前日において、当該事業主に1年以上継続して雇用されている60歳以上の常用被保険者が1人以上いること
(受給手続き)
支給を受けるには、中小企業定年引上げ等奨励金支給申請書に必要書類を添付し、主たる事務所が所在する都道府県の高齢・障害・求職者雇用支援機構地域障害者職業センター雇用支援課に提出して下さい。
(支給申請期間)
定年引上げ等の措置の実施日から起算して6カ月を経過した日から12カ月以内です。
以 上