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-番外編-
実は私はかなりのあがり症です。
社会性不安障害というのが一般的かもしれません。
過去を振り返ると、
小学生の時の1分間スピーチでは、
緊張で言葉がでず30分立ち続けて結局話せず。
発表や自己紹介、
事あるごとに顔がピクピクし、
心臓は痛いほど鼓動し制御が効かなくなり、
脈拍は耳から聞こえます。
もともと指は震えやすく、
小さい頃に病院で、
「コレステロール値が異常に低いからです」
と言われた事がありますが、
緊張しても震えます。
その指の震えを隠そうととすることで、
より緊張し始めます。
リコーダーの試験なんかは大変でした。
それに加えて、
冷静沈着マイペースキャラだった為、
緊張を見せるのは非常に恥ずかしく感じました。
その為、
緊張をしない能力よりは、
緊張を隠す能力ばかり身につけてきました。
「自分以上に緊張する人はいない」
あがり症の方はだいたいそう思うと思います、
私もそう思って過ごしてきました。
あがり症に関しては、
妻の統合失調症と同じくらい調べましたが、
これと言った解決策がありませんでした。
「誰でも緊張しているんです」
「思っているほどみんな聞いてません」
「失敗しても死にません」
分かってます……。
そうかも知れませんが、
そう思ってもやっぱり緊張しますよね。
色々と試してきましたが、
結局は場数をふむ事以外で、
変化を感じる事は少なかったように思います。
大学院の頃、
毎週研究進捗をプレゼン形式で発表していました。
最初は休みたくてしかたなかったです。
プレゼンは知識があれば緊張が和らぎます。
それでも根本的にはあがり症のままです。
最近、
係長になり会議は慣れて緊張しなくなりました。
そして今日、
社内外の偉い方を前に工場案内がありました。
ここ数日はずっともやもやして、
家でも緊張したりしていました。
ブログも手につかず…
なんとか切り抜けだのですが、
少しだけ緊張を和らげるコツを掴んだ気がします。
たくさんの人がいても、
1人に話しかける様にすることです。
全体に目を向けると、
全員からの視線を感じ、
追い込まれている様な感覚で緊張が増します。
本能的な危機感のようなものだと思います。
さらに事前に緊張を感じた時は、
「やりたくない、やりたくない」
というマインドではなく無理矢理、
「自分は実はやりたいんだ、早くやりたい」
と思い込ませると少し緊張が和らぎました。
会議や今回の工場案内は、
あがり症克服のためには、
かなりいい経験だったと思います。
あとは物理的に何かできないか調べた結果、
へその5cm上を毎日押さえて、
横隔膜を柔らかくする方法は実践しています。
横隔膜が固まっていると緊張しやすいらしいです。
もう一つは妻の統合失調症の為に買ったサプリ、
私も鉄とナイアシン(B3)を飲み続けています。
密かに効いている実感があるので妻に感謝。
場数なのか、
コツなのか、
物理的対策が効いているのか、
最近あがり症を克服してきているように感じます。
精神疾患と同様、
あがり症も一朝一夕では、
克服できそうにありません。
でもあがり症がなくなれば、
色んな悩みが無くなり、
楽に生きられることは確かです。
自分なりの方法を見つけていこうと思います。
工場案内という私にとっての大仕事が終わり、
なぜかはわかりませんが、
あがり症について書いてみたくなり、
取り止めのない文章を綴ってしまいました。