緊張と安心のあいだ -休息期- | 妻と私の異世界生活

妻と私の異世界生活

2020年の春
妻が統合失調症を発症

突然、異世界に放り出された妻と私の闘病記録

急性期、休息期を経て回復期に入り安定したのも束の間、2023年の夏、妊娠発覚と同時に再発

いつかこのブログが誰かの助け舟になります様に。



-発症から1年8ヶ月後-


強い妄想がない日々が続き、


2日に1回は妻が笑顔を見せるようになりました。


私も少しずつ現実に戻っている感覚でした。





「私のせいで痩せちゃったね」


「そんなことないよ」


と言いつつ体重を測ると56kgでした…。


妻の発症前、


中国から帰ってきた頃の私は70kgでした。





妻が急性期の頃も、


ご飯だけはしっかり食べていました。


それでもエネルギー消費が激しかったのか、


自然と痩せていました。





この頃の妻は食欲も増し、


薬の副作用なのか退院時より5kgほど増え、


「体重がやばい」


と毎日体重計に乗り落ち込んでいました。





当然、笑顔はあれど幻聴は残っていた妻は、


「デブって皆んなに言われとる」


くらいの事は良く言っていました。


幻聴じみた発言は私を少しヒヤッとさせます。


そして油断した私の心を引き締めます。





休息期に入り、


急性期との変化といえば、


テレビを観始めたことです。


「なんかテレビが普通に見える」


と言っていました。





急性期の頃は、


「自分のことを言ってるから怖い」


と言っていたので、


1人では絶対に観ませんでした。


脳の感覚が変わってきたのかなと思っていました。





栄養療法も続けており、


幻聴を鎮めたいと密かに企む私は、


フラッシュフリーナイアシンを、


ナイアシンに変える決断をしました。


そして、


ナイアシン500mgを飲んで30分…。



妻の膝と肘が赤くなり、


耳は真っ赤に…


そして私も真っ赤…


噂のナイアシンフラッシュです。


私はこれで妻が、


サプリを拒否することを心配していました。





そんな心配をよそに妻は、


「なんやこれ、かゆい」


と全身をかきながら転がり周り、


私の顔を見て、


「ゆでダコおる…かゆい」


と言ってハイテンションになりました。





一安心した覚えがありますが、


一方で統合失調症でも、


ナイアシンフラッシュが出る人は効果が出にくい、


そう言う記事を読んだことを思い出しました。





とは言え、


なんとなく身体に反応が出たことで、


効果も出るんじゃないかと期待していました。




書いていると、


急性期に比べてかなり平和に見えますね。





ただ、この頃の私の心境としては、


いつ急性期が戻ってくるかヒヤヒヤしていました。


心から安心して過ごすことは出来ませんでした。



​-現在- (発症から2年9ヶ月後) -回復期-


最近は仕事後に、

コツコツとスニーカーを復元していますニヤリ


妻はと言えば、

スマホでYouTubeに集中しています知らんぷり

ついにテレビからYouTube、

成長回復したなぁとしみじみニヤリ


そして苦手だったコーヒーにはまり、

毎日2回くらい無糖で飲んでいます。

「大人やろ?指差し

と子供の様な顔でカッコつけてます。


コーヒーは妻の父親からの結婚祝い、

ネスカフェドルチェグストで入れていますニヤリ

お湯を沸かさず、

カプセルを入れるだけで一瞬ニヤリ

インスタントコーヒーの場合も、

こいつでお湯を出せばすぐ飲めます合格