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-発症から1年8ヶ月後-
強い妄想がない日々が続き、
2日に1回は妻が笑顔を見せるようになりました。
私も少しずつ現実に戻っている感覚でした。
「私のせいで痩せちゃったね」
「そんなことないよ」
と言いつつ体重を測ると56kgでした…。
妻の発症前、
中国から帰ってきた頃の私は70kgでした。
妻が急性期の頃も、
ご飯だけはしっかり食べていました。
それでもエネルギー消費が激しかったのか、
自然と痩せていました。
この頃の妻は食欲も増し、
薬の副作用なのか退院時より5kgほど増え、
「体重がやばい」
と毎日体重計に乗り落ち込んでいました。
当然、笑顔はあれど幻聴は残っていた妻は、
「デブって皆んなに言われとる」
くらいの事は良く言っていました。
幻聴じみた発言は私を少しヒヤッとさせます。
そして油断した私の心を引き締めます。
休息期に入り、
急性期との変化といえば、
テレビを観始めたことです。
「なんかテレビが普通に見える」
と言っていました。
急性期の頃は、
「自分のことを言ってるから怖い」
と言っていたので、
1人では絶対に観ませんでした。
脳の感覚が変わってきたのかなと思っていました。
栄養療法も続けており、
幻聴を鎮めたいと密かに企む私は、
フラッシュフリーナイアシンを、
ナイアシンに変える決断をしました。
そして、
ナイアシン500mgを飲んで30分…。
妻の膝と肘が赤くなり、
耳は真っ赤に…
そして私も真っ赤…
噂のナイアシンフラッシュです。
私はこれで妻が、
サプリを拒否することを心配していました。
そんな心配をよそに妻は、
「なんやこれ、かゆい」
と全身をかきながら転がり周り、
私の顔を見て、
「ゆでダコおる…かゆい」
と言ってハイテンションになりました。
一安心した覚えがありますが、
一方で統合失調症でも、
ナイアシンフラッシュが出る人は効果が出にくい、
そう言う記事を読んだことを思い出しました。
とは言え、
なんとなく身体に反応が出たことで、
効果も出るんじゃないかと期待していました。
書いていると、
急性期に比べてかなり平和に見えますね。
ただ、この頃の私の心境としては、
いつ急性期が戻ってくるかヒヤヒヤしていました。
心から安心して過ごすことは出来ませんでした。
-現在- (発症から2年9ヶ月後) -回復期-
最近は仕事後に、
コツコツとスニーカーを復元しています
![ニヤリ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/003.png)
妻はと言えば、
スマホでYouTubeに集中しています
ついにテレビからYouTube、成長、回復したなぁとしみじみ
そして苦手だったコーヒーにはまり、
毎日2回くらい無糖で飲んでいます。
「大人やろ?」
と子供の様な顔でカッコつけてます。
コーヒーは妻の父親からの結婚祝い、
ネスカフェドルチェグストで入れています
お湯を沸かさず、
カプセルを入れるだけで一瞬
インスタントコーヒーの場合も、
こいつでお湯を出せばすぐ飲めます
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