初期症状 -発症- | 妻と私の異世界生活

妻と私の異世界生活

2020年の春
妻が統合失調症を発症

突然、異世界に放り出された妻と私の闘病記録

急性期、休息期を経て回復期に入り安定したのも束の間、2023年の夏、妊娠発覚と同時に再発

いつかこのブログが誰かの助け舟になります様に。

昨日の続きを書きます。




発症した日、夜は落ち着いたのですが、


心配だった為、次の日の夜勤は休むと言うと、


仕事は行って欲しいというので出勤(夜勤)。





休憩時にLINEを見てみると…


「盗聴されている、盗撮されている」


「何が夢で何が本当かわからない」


そういった内容の長文が来ていました。





夜勤から帰宅すると、


「散歩に行きたい」


と言われたのですが、


明らかに周りを警戒しており、


今まで見たことのない強い表情をしていました。





パジャマのまま外に出ようとしたので、


「さすがに着替えてからいこう」


と言いましたが、


「このままがいい」


と素っ気ない返事。


普段から容姿に気を使うタイプだったのでおかしいのは明らかでした。





散歩中も急に道路の真ん中を歩いたりしました。


帰宅中、


「探偵を雇われてるよ、何回も同じ車通るからおかしい、もう全部わかった」


「あなた(実際はあだ名で呼ばれてます)も、盗撮されてる」


「会社で噂になるよ、この先どう生きてく?」


と言われ、とうとうやばいと思いました。

 




帰宅して今の状況を検索すると、


統合失調症という病気と完全に一致…。





調べれば調べるほど私も焦りが出てきた為、


すぐに病院を調べ電話をしましたが、


評価の高い病院はどこも1ヶ月以上予約待ち。


当時、コロナ禍初期で心療内科も混んでいたみたいです。





やっと予約が取れた病院は最低評価でしたが、


とにかく何らかの薬が欲しいと思い5日後に予約。





病院に行くまでの数日は、



あなたが殺されたと聴こえたといったり



たけのこを切っていたら腕に見えてきてパニックで過呼吸になったり



仕事に行っている間、私がいなくなったと思いこみ近所に私の行方を聞き回ったり



家中盗聴器を探したり



iPadでYouTubeを見てわかったといいながら、iPadの写真を取ったり



テレビに映ってる人が自分に話しかけてるといったり



窓の外にいるよと何回も言ってきたり



実に様々な統合失調症の症状が出ていました。



ちなみにこの時、妻は失業保険をもらっており、働いていませんでした。



当時の私は何回も何回もネットで統合失調症を調べました。


100人に1人?


まさか妻が…


信じたくなくて、


どうか一過性の急性精神疾患であってくれ(ネットでよく書いてある1ヶ月だけ症状がでるパターン)と願ってたのを覚えています。



​-現在- (発症から2年半後)  -回復期-

出来るだけ詳しく書きましたが、
文章長いですね。


記憶力がすごいわけではありません。


医者に説明するためのメモが残っていたのでその内容をもとに当時のことを書きましたニヤリ


​今日は久しぶりに夜勤で、
さっき帰宅しました
えー


帰宅したら妻はバンザイのポーズで寝ていました魂が抜ける

一応

「帰ったぞー
凝視


と言って少し起こすと、

「早いじゃん
予防


って寝ぼけながら言っていました。



こういう普通のことがどれだけ幸せなのか、

今はわかります。