みずみずしい緑と北アルプスブルーの清流に彩られる晩春の北アルプス山麓[2]/新緑の黒部峡谷[3] | H・てつののんびりブログ♪

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黒部市内の公立小学校に勤務しています。地元の富山やお隣信州の北アルプスの風景,春夏秋冬の季節の話題,日常の出来事などを中心に綴っています。

前回のブログの続きになります。

 

白馬大橋からの松川の清流と白馬三山[白馬鑓ヶ岳,杓子岳,白馬岳の3峰の総称]とが描き出す清澄な絶景を楽しんだ後は『詩の小径(うたのこみち』へ向かいました。

『詩の小径』は桜の季節にも訪れた大出公園からJR白馬駅までのおよそ1.5キロにわたる散策路でして、コンクリートで護岸整備されていない農業用水路に沿って遊歩道が整備されています。

 

さらさらと心地良い音を立てて流れる農業用水路は人工河川であるにもかかわらず、まるで自然の小川そのものの雰囲気…後立山山麓の農村の風景にとってもよくマッチしています♪

大出公園からの美しい山岳景観も含め、歩いているとついつい童謡『ふるさと』の3番め”山は青きふるさと 水は清きふるさと”を口ずさんでしまいそうになると思いますし(笑)、晴れている日には小径のどの場所からも白馬三山や唐松岳,五竜岳などが描き出す峰々の大パノラマを一望する事が出来るんですよ~!!

 

私のお気に入りはやっぱりこちら…2本の落葉松がまるでカップルのように仲良く寄り添って立ち、その向こうに後立山の名峰達をのぞむ事が出来るポイントです♪

以前は田植えの時期が近付くと手前の水田に水が張られ、リフレクション風景を楽しむ事も出来たのですが…近年は手つかずの状態になっているようです。

 

とはいえ素敵な白馬の癒しスポットである事には変わりありませんし、落葉松芽吹く晩春~初夏,周辺の田畑に稲穂やそばのお花が揺れる晩夏~初秋,落葉松が黄金色に色付く晩秋,そして白い雪につつまれる冬と、四季折々の美しさを魅せてくれますからね…。

そんな『詩の小径』一度歩くときっと何度でも歩いてみたくなると思いますよ~♪

 

こちらからしばらくJR白馬駅方面に歩いた場所には、まだ薄紅色の春の彩りも残されていました。

こちらの剱岳山麓を巡っていてもいつも感じるのですが、人里と標高3,000М級の峰々との距離がこんなに近いというのは本当に稀有で素晴らしい事なんですよね…。

 

北アルプスの峰々は時には厳しく荒々しい表情を見せる事もありますが、同時にその地に暮らす者,訪れる者をその美しい姿で魅了し、豊かな恵みを与えてくれる存在でもありますからね。

 

続きはまた後日、ご紹介させていただきますね。

 

後半は先週末5月11日に出かけてきました、新緑の黒部峡谷の風景の続きになります。

 

宇奈月駅を出発しておよそ40分…今年の9月までの期間限定の終着駅・猫又駅に到着しました。

 

奥のほうに見えている建物のあたりが猫又駅になります。

到着したらすぐに折り返しになりますので残念ながらこちらで下車する事は出来ず、くるっと向きを変えて座り直すだけになります。

ただ、これも今年の秋までの“期間限定”ですからね…ある意味レアな体験かもしれませんよ~♪

 

帰り道も新緑と清らかな水の織りなす景観を楽しみながら、およそ40分間トロッコ電車に揺られます。

 

宇奈月駅に戻ってくる頃には、陽も西に傾きかけていました。