今冬いちばんくっきり&美しく見えた剱・立山の峰々[1]/富山でも河津桜が見頃を迎えましたよ~♪ | H・てつののんびりブログ♪

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黒部市内の公立小学校に勤務しています。地元の富山やお隣信州の北アルプスの風景,春夏秋冬の季節の話題,日常の出来事などを中心に綴っています。

3月も半ばにさしかかってまいりましたね。

勤務先の小学校では昨日が卒業式だったのですが、実は今週初めから6年生の間でインフルエンザが流行し始めまして…何と卒業の日の2日前まで学年閉鎖となってしまったのです(1学級しかありませんので、事実上の学年閉鎖です)。

 

発症してから5日間は基本的に出席停止措置となりますので、残念ながら32人全員そろっての巣立ちとはなりませんでしたが、それでもみんな元気よく学び舎を後にしていきました。

ちなみに4月から通う中学校は同じ校区内にある私の前任校ですので、朝の出勤時には彼ら,彼女らが登校する姿を毎日目にする事になります♪

小学校とは違う部分もいろいろありますが、3年間元気に楽しく中学校生活をエンジョイしてくれれば、と思っています。

 

こちらは3月になってからずっと肌寒い日が続いていたのですが、一昨日あたりからようやく今の時季らしいあたたかさが戻ってきてくれました♪

卒業式も陽射しタップリ&ポカポカ陽気の中で開催する事が出来たのですが、空が霞んでいたために残念ながら北アルプスの姿はうっすらと見える程度でした。

とはいえ春霞がかかるのは本格的な早春が訪れた証でもありますし、そんな春らしいやさしい表情もまた魅力的なのですけどね♪

 

 

そういえばここ1か月ほどはまるで冬のようにお天気に恵まれず、白銀に輝く剱・立山の峰々の姿もほとんど目にする事が出来なかったなぁ…。

今になってみますと、バレンタインデー前日の2月13日にのぞむことが出来た”神々の座(厳冬期の剱・立山の峰々の事を富山ではこう呼びます)”の姿がこの冬いちばん美しいものだったように思います。

 

この日は朝から青空が広がる快晴で、北アルプスの峰々も文句なしの美しい輝きを魅せてくれていましたので、お昼にちょっと年休をとって富山市の『立山あおぐ特等席』呉羽山に出かけてまいりました。

富山市の中心部からもほど近い呉羽山と標高3,000М級の剱・立山の峰々とは直線距離でおよそ40キロ離れているのですが、この日は本当に空気が澄みきっており、まるで街のすぐ後ろにそびえ立っているのかと錯覚するくらいくっきり!!

剱岳から北方稜線へと連なる鋭く荒々しい岩稜も真っ白な雪をまとい、神々しくきらめいていましたよ~!!

 

これほど好条件の日はひと冬に数日あるかないかですからね…山頂の展望広場は平日でもこの賑わいでした♪

中には県外からお越しの方もいらっしゃいまして、初めて訪れた冬の富山でこの絶景に出会えたと喜んでいらっしゃいましたよ~。

 

さてさて、ここ1か月くらいずっと季節が逆戻りしていたような感じだった富山ですが、早咲きの河津桜がようやく見頃になってきました!!

今日も昨日にひき続いての穏やかなお天気でしたので、富山市の海岸通地区にある三菱レイヨン工場におじゃましてまいりました。

 

こちらの工場の駐車場のそばには河津桜が何本か植えられていまして、毎年3月初めから半ば過ぎにかけて咲き始め、桜の季節の到来を知らせてくれます。

工場の敷地内ですので当然私有地なのですが、毎年桜の咲く時季には地元の方々に無料開放してくださいますので、ちょっとした“隠れた桜の名所”になっているのです。

 

先週末はまだ2,3分咲きだったのですが、ここ数日のあたたかさに誘われて一気に開花が進み、今日の時点では6分咲きくらいになっていましたよ~!!

 

カメラやスマホを手にした方のほか、近くの高齢者福祉施設の方々もお花見に訪れていらっしゃいました♪

 

上のほうの枝はまだつぼみが目立っていましたが、きっと満開ももう間もなくでしょうね。

 

河津桜は、大島桜と寒緋桜とが恋愛結婚(自然交配)して誕生した早咲き品種の桜♡♡

形がととのった白っぽく大きなお花が特徴の大島桜と、深紅に近いくらいの鮮やかなピンク色が特徴の寒緋桜、河津桜はそんな美男美女カップルのいいところどりをした絶世の美少女、という感じでしょうか♡♡

 

ソメイヨシノがどこか清楚な雰囲気をたたえているのに対して、河津桜は艶やかな色香をただよわせているようにも映るでしょうか。

ちょうど卒業式シーズンに咲きますし、何より美しいですからね…最近富山でもお庭に植えたりする方が増えてきているようです。

 

富山の最新の桜の開花予想日は3月28日との事…富山市の中心部ではもう少し早く咲き始めるでしょうし、春爛漫の時ももうすぐです♪