今冬の剱岳山麓“水の躍動”も心なしか早く始まっていました[2]/今週末の富山は『なごり雪』でした | H・てつののんびりブログ♪

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黒部市内の公立小学校に勤務しています。地元の富山やお隣信州の北アルプスの風景,春夏秋冬の季節の話題,日常の出来事などを中心に綴っています。

標高3,000М級の剱・立山の峰々はいつもの冬と変わらぬ白い雪をまとった姿を魅せてくれたものの、今冬の剱岳山麓はここ10数年を振り返ってみても例が無いくらいの雪の少なさでした。

もっとも寒さが厳しい1月末でも積雪は数十センチ程度…いつもならかんじきやスノーシューを履かないと歩けない早月川の河原にも長靴履きで楽に行く事が出来ました。

 

早月川の水量も冬にしては多めで、澄んだ青色の清流が大きな音を立てて流れ下っていました。

里山に積もった雪がもう融け始めて注ぎ込んでいたのでしょうね…本来でしたら早春に始まる”水の躍動“も今年は心なしか早めのスタートだったように思います。

 

とはいえ、このまま春に突入…というワケにはやっぱりいかないものでした。

 

3月も半ばにさしかかろうかという時季ですが、こちら富山は2月の半ば過ぎ以降は季節が逆戻りしてしまったかのような気候が続いていまして、この週末は雪模様…今朝は平野部もこのとおり、うっすらながら白く雪化粧しました。

以前の富山では3月の降雪はごく普通だったのですが、温暖化傾向で近年では2月末を過ぎればチラチラ雪が降る事も珍しいからなぁ…この時季に雪景色を見たのは結構久しぶりな気がします。

 

今冬は12月は晩秋,1月は初冬,2月は前半は春/後半は真冬という感じで、時季によって季節感が目まぐるしく入れ替わった感があります。

梅のつぼみも2月半ば頃までは順調に生長していたのですが、このところの寒さで急ブレーキがかかった感じでして、中咲きのものはまだ見頃を保っており、遅咲きのものがようやくほころび始めたところ…そのぶん長く楽しめていますよ~!!

 

そしてこの雪景色の中でも、足下に目を向けてみると…つくしもだいぶ大きくなってきましたし、本数も増えてきていました♪

芽吹いて間もない子はこの雪にちょっとビックリしたかもしれませんが(笑)、今日は午後からは陽射しが戻ってきましたので、あっという間に融けてしまいました。

 

3月の雪は長く残る事は無い、やさしい”春の淡雪”ですからね…それに、つくしと白い雪の共演というのも本格的な春の訪れを待つ頃という感じがありますし、なかなかいいものだと思います♪

 

河津桜のつぼみの生長もゆっくりペースになっていたのですが、それでも木によっては3分咲きくらいまで咲き進んできましたよ~!!

明日以降は本来の3月半ばらしいあたたかさが戻るという事ですし、きっと一気に開花が進みそう…次の週末あたりには見頃を迎えているかもしれません♪

 

今週は県内の全ての中学校と多くの小学校で卒業式がありますし、咲き始めた河津桜がやさしく彩り、新たな旅立ちの時を応援してくれる事でしょうね!!

 

富山では今日の雪が冬の終わりを告げる『なごり雪』になると思います。

そして同時に『春の足音』も日ごとに大きく聴こえるようになってくるはず…あたたかいやさしい光あふれる季節、春はもうすぐそこですね♪