今冬の剱岳山麓“水の躍動“も心なしか早く始まっていました[1]/富山でも河津桜が咲き始めました | H・てつののんびりブログ♪

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黒部市内の公立小学校に勤務しています。地元の富山やお隣信州の北アルプスの風景,春夏秋冬の季節の話題,日常の出来事などを中心に綴っています。

3月を迎えましたね~♪

一昨日は桃の節句・ひな祭りでしたし、今日は二十四節季の『啓蟄』ですね。

本来でしたら本格的な早春の到来を実感できるようになる時季なのでしょうが、こちら富山は2月末からひき続き冷たい雨が降って風も冷たいまま…まるで2月前半と季節が逆転してしまったかのような気候が続いています。

 

そういえば、真っ青な空に神々しい白銀の輝きを魅せる北アルプスの峰々にもここ半月以上出会えずじまいです…。

冬晴れとなった1月30日、再び上市町の“剱岳にいちばん近い山里“伊折地区に赴いてみたのですが、厳冬期にも関わらず早月川のほとりの雪はすっかり融けてしまっており、河原の石も至る所でのぞいている状況だったなぁ。

 

数年前の大雪の年には今頃の時季でも1メートルをゆうに超える雪があったのに比べると、今冬がいかに異常な暖冬少雪であったかがよく分かります。

先日のニュースでも、今年の2月の富山の積雪は観測史上ダントツにいちばん少なかったとの事…確かに少し山あいに位置する私の家の周りでも、先月は雪の深さが15センチを超えた日はなかったからなぁ…。

ここ最近は肌寒いとはいえ、それでも降るのは雪ではなくて冷たい雨ですからね。

 

そんな“あたたかい冬“だったからでしょうか、標高2,999Мの剱岳~剱御前~奥大日岳~大日岳へと連なる峰々はしっかり白い雪をまとっていても、早月川の水量はこの時季としては心なしか多め…清流が流れ下る音も例年よりも大きかったように記憶しています。

里山の雪は早くも融け始めている感じでしたし、おそらく雪融け水がもう流れ込み始めていたのでしょうね。

今頃はそんな“水の躍動“さらに大きくなっているだろうなぁ。

 

さてさて、先月半ばには初夏のようなあたたかさ(ちょっと暑いくらい?)の日もあった富山…梅の開花もこの時季に一気にすすんだのですが、それ以降は本来の雨や風の冷たさ,寒さが続いておりますので、そのぶん梅の花の持ちはいい感じ♪我が家の玄関先の鉢植えの紅白のものも2色そろって綺麗に咲いていますよ~!!

 

早咲きの河津桜のつぼみの生長にもちょっとブレーキがかかっていたのですが、数日前から県内各地でチラホラ咲き始めているという話を聞きました。

そこで今朝出勤前に黒部市文化ホールに立ち寄り、芝生広場に植えられている木の様子をチェックしてみたのですが…確かに数輪ですがつぼみがほころび、濃く鮮やかなピンク色のお花が咲いていました♪

 

たとえ少々冷たくとも、今の時季の雨は桜をはじめとする花のお花たちのつぼみの生長や開花を促す『催花雨(さいかう)』なのですよね♪

 

富山では今週後半には県立高校の一般入試があります。

前任校の3年生達はもちろん、受験する全ての子ども達が最後まで自分自身を信じてベストを尽くしてくれる事を、そして一輪でも多くの“桜“が花開いてくれる事を心から願いたいと思います。

 

みんな頑張れ!!