冬の富山湾越しにのぞむ剱・立山の峰々[高岡市・雨晴海岸]/富山でも早咲きの梅の開花が進んでいます | H・てつののんびりブログ♪

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黒部市内の公立小学校に勤務しています。地元の富山やお隣信州の北アルプスの風景,春夏秋冬の季節の話題,日常の出来事などを中心に綴っています。

週半ばから大雪の予報が出されていた今週の富山ですが、どうやら雪雲が当初の予報よりも西側に流れたようで、平野部の最深積雪は30センチ弱とたいした事はありませんでしたし、昨日,今日で一気に融けてまた地面がのぞいてきています。

山間部では1メートル近い雪が積もっている地域もあるようですが、それでも平年に比べると半分ちょっと程度…交通障害なども起きていませんし、雪景色を楽しむ余裕もあるくらいです♪

 

元日の能登半島地震から1か月近くが経ち、大きな被害のあった県西部の復興も徐々にですが着実に進んでおり、断水はほぼ解消したそうですし、道路など生活インフラの復旧もこれから本格的に行われると思います。

あたたかくて雪の少ない今冬の気候、被災された方々にとってはきっと救いになっている事でしょうね。

 

実はあの地震が起こる2日前の昨年12月30日、高岡市の雨晴海岸に出かけてきました。

晴れた日には富山湾越しに標高3,000М級の北アルプス剱・立山連峰をのぞむ事の出来る雨晴海岸は『日本の渚100選』にも選定されている日本屈指の絶景海岸…この日は青空も空気も澄んでいる&年内ラストの冬晴れという、まさに絶好の条件!!深い青色の海の向こうにそびえ立つ『神々の座』と呼ばれる峰々を一望する事が出来ました!!

 

11月下旬に早朝のけあらしに会いに訪れた時は波が高くて波打ち際にはとても近づけなかったのですが、この日は冬の富山湾とは思えないほどの静かなさざ波…海岸のシンボルの女岩と剱岳とが重なる私の大好きな眺望ポイントで、波しぶきがかかって濡れる心配をする事なく打ち寄せる波音と潮の匂いを楽しむ事が出来ましたよ~。

 

海辺にある義経岩のそばからも素敵な“海越しの山岳景観“を楽しむ事が出来ます。

波が静かな日には、このように鏡のような海面に剱・立山の峰々が映り込む神秘的な『逆さ剱・立山』の絶景が目の前に広がるんですよ~!!

 

この日は年末のお休みでしたし、この冬の富山自慢の風景を目当てに県内はもちろん県外からも大勢の方がいらっしゃっていました。

まさかこの2日後にあんな事が起きようとは…穏やかな元日でしたし、剱・立山は見えなくとも海岸にはきっと大勢の方がいらっしゃったと思います。

緊急地震速報の直後の強い揺れとほどなくして発令された津波警報に驚いて、皆さん大急ぎで避難された事でしょうね。

 

液状化などの被害が出た高岡市・伏木地区はこちら雨晴海岸のすぐ近くですし、家屋倒壊などさらに被害が甚大だった氷見市もここからかなり近い場所に位置しています。

どうか一日も早く、被災された方々が心からこの風景を楽しめる日が戻りますように…。

 

雪も落ち着きましたので、今日1月27日は富山県内No.1の梅の名所・富山市の内山邸の梅園に今シーズン2回めの観梅に出かけてきました。

一見真っ白な雪景色ですが、積雪は10センチもあるかないか程度…あと数日もしないうちに融けると思います。

 

梅園に隣接した白壁の土蔵の壁には地震の傷跡も…とはいえ母屋にも梅園にも大きな被害はなかったとの事で、通常どおり開館しています。

 

およそ2週間前に訪れた時には早咲きの紅花の梅が数輪ほころんでいる程度だったのですが、花数もずいぶん増え、少し遠目でも咲いているのが分かるくらいになっていましたよ~。

ちょっとゆっくりペースかなぁと思っていたのですが、この半月で開花が進み、昨シーズンとほぼ同じくらいの開花状況になってきた気がします♪

 

雪景色の中で咲く梅のお花…背景が白という事もあって、その凛とした美しさがより際立つ気がします。

桜のように一斉に満開にならず、寒さ厳しい冬からあたたかくなる早春まで、時間をかけて少しずつ蕾をほころばせていくところもこのお花の魅力のように思います。

 

今日は白花の梅の開花はまだ確認出来ませんでしたが、こちらも蕾はかなりふくらんできていましたので、間もなくだと思います♪

 

土蔵の傷をそっと癒すかのように、ロウバイが艶のある黄色いお花を咲かせ、甘くやさしい匂いを届けてくれていました。