一年中でもっとも寒さが厳しいといわれる『大寒』の時季を迎えましたが、富山はここ数日最高気温が10℃近くになる日が続いており、平野部の積雪は依然としてゼロのままです。
一昨日から昨日,そして今日も降っていたのは雪ではなく雨でしたし、私の家の庭のソシンロウバイもかなりつぼみがほころんできていますし、山間部でも雪はうっすら積もっている程度で至る所で地面がのぞいている状況…とても厳冬期の富山の気候&風景とは思えないなぁ。
昨年末の12月28日に出かけてきた“剱岳にいちばん近い山里“上市町の伊折地区。
標高約450メートルの剱岳山麓のこの地も同様でして、眼前にそびえ立つ標高2,999Мの剱岳の鋭く荒々しい岩稜は冬らしい白銀の輝きを魅せているものの、早月川の河原や周辺の里山はこのとおり…積雪は多い所でも20センチもないくらいでした。
例年でしたら12月末~1月上旬の積雪は1メートル前後に達していて、道中の県道の道路脇には乗用車の屋根と同じくらいの高さの雪の壁が出来ているはずなのですが…これまでも暖冬で雪が少ない事はありましたが、さすがにここまでの少雪はちょっと経験がありません。
ただ、明日のお昼頃から今週木曜日にかけては今冬最強の寒波がやってくるとの事で、久しぶりに大雪への警戒が呼びかけられています。
しばらく除雪用具も出番がなかったのですが、久しぶりに出勤前の時刻から活躍する事になるかもしれません。
元日の能登半島地震の被災地域にはあまり降らないであげて欲しいのですが、一面の銀世界はやっぱり清らかで美しいものですからね♪子どもたちも雪遊びを楽しめますし、交通や生活に支障が出ない程度になら降ってくれてもいいかなぁ。
さてさて、そんな感じで既に2月を思わせるような気候続きの富山ですが、梅の開花はどういうワケか昨年よりもちょっとゆっくりペースな感じ…1月14日に富山県内No.1の梅の名所・富山市の内山邸に今シーズン初めての観梅に出かけてきたのですが、思いのほかつぼみはほころんでおらず、早咲きの紅色の梅が何輪か咲いている程度でした。
前日の雪が一度融けて再度凍結したのでしょうね、透明な氷をまとって咲いているお花もありましたよ~。
元日の地震で土蔵の白壁にひびが入るなどはしたものの、築150年以上の家屋や庭園には特段被害はなかったとの事…さすがは幕末から明治にかけての“匠の業“は見事なものですね!!
花数が少ないので匂いこそまだ届きませんでしたが、冴えた冬の青空のもとで凛と咲く姿はやっぱり美しいものですね♪
3月になると、雪が輝く剱・立山の峰々と咲き誇る紅白の梅との共演も楽しめるようになる内山邸の梅園…少しずつ華やかな雰囲気がUpしていくのを楽しみに、今シーズンも足繫く訪れる事になりそうです。