荘厳なけあらし…早朝の高岡市・雨晴海岸からの剱・立山[2]/富山は雪の無い年の瀬となっています | H・てつののんびりブログ♪

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黒部市内の公立小学校に勤務しています。地元の富山やお隣信州の北アルプスの風景,春夏秋冬の季節の話題,日常の出来事などを中心に綴っています。

前回のブログの続きになります。

 

寒ブリ,ベニズワイガニなどの“キトキト(富山弁で『新鮮,活きがいい』という意味です)の海の幸“と並ぶ冬の富山湾の風物詩である“けあらし(海霧)“ですが、もちろん冬の朝であれば毎日立ち昇るというものではなく、幾つもの気象条件がそろった時でないと発生する事はないのです。

 

・晴れていて、早朝に気温がぐっと下がる放射冷却現象が起きている事

・風が穏やかな事(ほぼ無風かそれに近いそよ風程度)

・適度な湿度の高さがある事

 

大まかにはこんな感じでしょうか。

さらに、私のここ10数年の経験と勘では…

 

・前日の夕方~夜のはじめ頃まで雪か雨が降っていた

・1メートルくらいの高さの波が立っている(あまりに高すぎると、海岸に近づくのが難しくなりますので…)

 

これらの条件が加わると、より好条件のけあらしが見られる可能性がぐっと高まります。

 

実は私が訪れた11月21日は、それらの条件がすべてそろった、絶好のけあらし日和の早朝だったのです。

最低気温も2℃くらいまで下がっていましたし、前日の夕方過ぎまで冷たい雨が降っていたのに加え、時折しぶきがかかるくらいの適度な波もあったからなぁ…海面から立ち昇るぶんだけでなく、砕けた波しぶきもその場でけあらしとなり、雨晴海岸全体をおおって幻想的な世界をつくり出してくれていましたよ~!!

 

特に日の出直後の3分間くらいは、けあらしや海はもちろん空,さらには剱・立山の峰々まで、全てが黄金色にきらめく荘厳な風景が目の前に広がります。

 

日が昇る直前まではこのようなモノトーンの色彩ですので、わずかな時間に朝陽が全てを黄金色に染め上げていく様はドラマチックの一言ですよ~!!

 

続きはまた後日、ご紹介させていただきますね。

 

そういえば先日、冬休みに入ってから学校に少し遅めの“クリスマスプレゼント“が届きました☆

 

MLBドジャースの大谷翔平選手が日本全国の小学校各校に3つずつ贈ってくれた、あのグローブです!!

さすがに大人の手には小さ過ぎますが(笑)、持ってみると意外なほど軽くて、小学生の子どもにはちょうど使いやすそうでしたよ。

『野球しようぜ』というメッセージも書かれていましたし、大谷選手からするとどんどん使ってもらいたいのでしょうが、やっぱりもったいないですからね…3学期がスタートしたらしばらく自動玄関に飾り、子どもたちが自由に手にはめたり出来るようにする予定です♪

それにしても、国内の全小学校にもれなくとは…年俸も破格ですし、やる事もやっぱりスケールが大きいですよね。

 

さてさて、年の瀬を迎えている富山ですが、先週後半にまとまった雪が降って以降はあたたかい日が続いていまして、自宅の周りに40~50センチほど積もっていた雪もほぼ融けました。

 

黒部峡谷の入り口の宇奈月温泉街の積雪も、例年よりもぐっと少ない状況です。

 

日陰にかろうじて融け残っている雪で、子どもたちが遊んでいました♪

 

明日は朝から晴れる予報ですし、この後もしばらくはまとまった雪の降る心配はなさそう…穏やかな年末年始になりそうです。