晩秋に出会えた白い新雪輝く剱・立山の峰々ときらめく紅葉(黄葉)の共演3[富山市・平和通り] | H・てつののんびりブログ♪

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黒部市内の公立小学校に勤務しています。地元の富山やお隣信州の北アルプスの風景,春夏秋冬の季節の話題,日常の出来事などを中心に綴っています。

前回のブログの続きになります。

 

白い新雪が輝き始めた剱・立山の峰々がくっきりと見えた11月3日はとっても“忙しい”日でした。

なぜかといいますと…実は直近の週間天気予報で、この日の数日後は荒れ模様のお天気になるかもしれないという予報が出されていたため、色付きのピークを迎えている木の葉っぱはかなり散ってしまうかもしれないとの事で、出来るだけ多くの紅葉(黄葉)名所をまわる事にしていたからです。

 

上市町の馬場島,千石城山にひき続き足を運んだのは、富山市中心部の平和通りです。

富山県護国神社前から国道41号線交差点を結ぶ平和通り、その通り沿いには1キロ弱にわたってイチョウの木が植えられており、毎年晩秋には色鮮やかな黄葉を魅せてくれます。

 

こちらの通り沿いのイチョウの木はどういうワケか富山県内ではトップクラスに色付き始めるのが早く、例年10月半ば過ぎには葉っぱがほんのりと淡い黄色を帯び始め、10月末から11月初め頃には多くの木が眩しい真っ黄色に色付くんですよ~。

この日も何本かはまだ緑色のままのイチョウの木もあったのですが、7~8割くらいは既に色付きのピークを迎えている感じでして、晩秋の富山の街に目が覚めるような明るい黄色の彩りを添えてくれていましたよ~!!

 

そして平和通りのイチョウ並木の最大の魅力はといいますと、何と言ってもその向こうに標高2,999Mの剱岳をのぞむ事が出来る眺望の素晴らしさに他なりません。

中でも特におススメの絶景ポイントは、富山護国神社の鳥居のそばから富山まちなか病院を少し過ぎたあたりまで。

剱岳が高いビルなどに遮られる事がありませんし、ちょうどイチョウ並木の起点でもありますからね…奥行きのある眺めが楽しめるのです♪

 

県都の中心部からでも白い雪をいただく剱・立山の峰々とイチョウの黄葉,それに青空の“晩秋の三重奏♪♪♪”の山岳景観を楽しめる、これも富山ならではの季節の移ろいの美しさと言えるのではないでしょうか。

 

そうえいば昨年、まさにこの場所でNHK富山放送局の取材を受けて地元のニュース番組に出演したんだったなぁ(笑)。

インタビューの中でも宣言したとおり、今年の晩秋もこの絶景に会いに来ることが出来ましたよ~!!

 

イチョウの黄葉の鮮やかさと眩しさ…他の黄色に色付く樹木と比較しても突出している気がしませんか?

ちなみに、この日から1週間くらい経った小春日和の日にももう一度こちらを訪れてみたのですが、案の定数日前に吹いた強風によって葉っぱはもうかなり落ちてしまっていたなぁ。

黄葉(紅葉)の彩りの鮮やかさ…やっぱり本当に儚いものなんですよね。

 

やっぱりこの日に会いに行っておいて正解だったように思います。

 

 

後半は11月26日、富山市の民俗民芸村とその周辺の紅葉(黄葉)の続きになります。

 

民俗民芸村のすぐそばに長慶寺という小さな寺院があるのですが、そちらの境内も富山市内屈指の紅葉(黄葉)の名所としてよく知られています。

 

富山の街と雲がかかっていなければ剱・立山の峰々ものぞめる眺めの良い参道を歩いて行くと、真紅に色付いたイロハカエデが真っ青な空に鮮やかに映えていましたよ~。

 

黄色の彩りもこのとおりのきらめきと透明感!!

民俗民芸村同様に呉羽山の山腹に位置している長慶寺…午後の強い西日を避けられるからなのでしょうね、葉っぱの傷みなども少なく綺麗な状態を保っているモミジやカエデが多かった気がします。

 

五百羅漢と呼ばれる石仏がたくさんお祀りされた山腹には、まるで足下が紅葉(黄葉)しているかのような見事な“秋色のじゅうたん”が広がっていましたよ~!!

これなら仏様たち、数日くらいお掃除しなくても目をつぶってくださるでしょうかね(笑)。

 

この日はあいにく雲がかかっていたために北アルプスの峰々の姿は見えなかったのですが、やわらかな晩秋の陽射しとこの錦秋の彩りに心癒され、素敵なひとときを過ごす事が出来ました♪

 

次回からは初冬の富山の剱・立山の描き出す絶景と楽しいクリスマスの模様をご紹介させていただきますね。