大雪の後に見えた白銀に輝く峰々…冬の剱・立山連峰 | H・てつののんびりブログ♪

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黒部市内の公立小学校に勤務しています。地元の富山やお隣信州の北アルプスの風景,春夏秋冬の季節の話題,日常の出来事などを中心に綴っています。

北陸地方はここ数日、今シーズン初めての大雪に見舞われまして、こちら富山でも県西部を中心に、鉄道や高速道路がストップしてしまったり、学校が休校になるなどの影響が出た所もあったみたいです。
私の住む黒部でも、ここ3,4日で40センチ程の雪が積もりました。
昨日などは、ひどい時には20メートル先も見えなくなる位の猛吹雪だったのですが、今朝までにはその雪も止んで青空が広がってくれたため、自宅の周りの除雪も一気にはかどりましたし、陽射しのおかげで積もった雪もずいぶん融けたようです。
明日からしばらくは暖かい日が続くようですし、とりあえずは一安心です。
 
さて、今日はそんな感じで台風一過ならぬ“大雪一過”の冬晴れとなりまして、少し雲はかかっていたものの、北アルプスの山々もその姿を現してくれましたよ~。
道路の雪もゆるんできたお昼頃から、先週も出かけてまいりました“剱岳に最も近い山麓の里”、上市町の伊折地区に足をのばしてみました。
 
積雪量も思った程は多くなく(とはいえ、1メートル近くはあったと思いますが)、除雪もしっかりされていましたので、乗用車でも問題無く走る事が出来ましたよ。
伊折地区いちばんの絶景スポットの伊折橋に到着した際は、先週と同様に山々が少し雲に隠れていたのですが、その雲もだんだん晴れてきていましたので、これは剱岳はもちろん、大日の山々まで確実に見えるようになると確信、そのまま10分程待っていますと…
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今日も澄みきった深い青空と一面に広がる清らかな白い雪景色のもと、白銀に輝く剣の如く険しい岩稜・北アルプス剱岳(いちばん左)を筆頭に、剱御前~奥大日岳~大日岳へと続く3,000M級の峰々をのぞむ事が出来ました!!
言葉も無く、ただ見とれてしまうような圧倒的な美しさと神々しさで目の前にそびえ立っていましたよ。
聞こえてくるものは、早月川の流れる音のみ…青と白だけで、こんなに清澄な絶景を描き出せるものなんだなぁ。
 
ちなみに、橋の欄干はこんな感じに雪の壁になっていました。
この時期に撮影するためには、自力で足場を確保する必要があります。
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今回は橋を越えた先にある集落の近くまで行ってみました。
こちらからですと、大日の峰々は見えにくくなってしまうのですが、杉林の向こうにそびえる、標高2,999Mの迫力ある剱岳の姿をのぞむ事が出来ますよ。
白銀に輝く剱岳と、雪を被った杉の木が描き出す風景がとっても印象的だったなぁ。
またひとつ“剱岳ビューポイント”を見つけました。
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それにしても、今日は寒い一日でした(上市町では最低気温がマイナス9℃だったとか)。
道中、浸みだした水が凍りついて、つららのカーテンが出来ている所もありましたよ。
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とはいえ、そんな寒さも忘れされてくれるような素晴らしい冬の剱・立山連峰の絶景に出会えた…そんなひとときでした。
なかなか手強かった今回の大雪でしたが、最後の最後に素晴らしい景色をプレゼントしてくれましたよ~。