やわらかな陽射しの中で…早春の北アルプス剱岳山麓 | H・てつののんびりブログ♪

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黒部市内の公立小学校に勤務しています。地元の富山やお隣信州の北アルプスの風景,春夏秋冬の季節の話題,日常の出来事などを中心に綴っています。

昨日の河津桜&梅のお花見のブログの続きとなります。
お昼ごはんの後は北アルプス剱岳の麓・上市町の山あいにある種地区に足をのばしました。
 
上市町はアニメ『おおかみこどもの雨と雪』の舞台でもあり、作品の中に描かれている風景や建物、町内に実在しているものも結構多いんですよ。
地区への入り口には、PRの看板も設置されています。
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今回の目的は、昨年の晩秋にも歩いた、ハゲ山への里山ハイキングです。
駐車スペースに車を置かせてもらい、ストックに熊鈴をつけていざ出発!
 
こちら種地区には、今では田舎でもなかなか見られなくなった棚田がまだ残されており、実際にお米も作られています。
『おおかみこどもの雨と雪』の作中に登場する棚田のある農村風景も、こちら種地区の辺りのものなのだとか。
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何だかホッと出来る、心癒される眺めです♪
 
あっ、山の名前は“ハゲ山”ですが…安心してください、履いて…ではなく、生えてますよ!(笑)
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杉木立の道をちょっと登ると、開けた場所に出ます。
まだ山頂ではないものの、こちらからの眺めもなかなかのものですよ~。
のどかな農村風景の向こうに、北アルプス剱岳がそびえています。
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ここから先は、ずっと稜線の道を歩きます。
里の低山ですし、道もよく整備されていますので特に危険な箇所も無く(若干滑りやすい所はありますが)、子どもの足でも充分登れると思います。
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道中の木々の間からも剱岳の姿をのぞむ事が出来ます。
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やさしい早春の陽射しのもと、木々の芽も順調にふくらんできているようです。
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自然の豊かさゆえ、こんな出会いもよくあります。
ニホンカモシカさん登場(いきなり飛び出してきたので、一瞬クマかと思いました)。
5~6Mの距離で1分以上見つめ合っていました。
本当にじっとして動かないのですが、どうやらこうしている事で本人?は上手く隠れているつもりなのだと聞いた事があります。
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最後の登り。
ここを登りきればゴール!です(ちなみに今回は時間の関係で歩きませんでしたが、こちらの山から『おおかみこどもの雨と雪』の舞台の『花の家』がある浅生地区や、同じく剱岳の眺めが美しい茗荷谷山を経由して大岩山日石寺のそばに降りるルートも整備されていますよ)。
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麓から30分足らずの登りで、標高約460Мのハゲ山山頂に到着しました。
山頂はまさに北アルプス剱岳の展望台でして、目の前にどーんと三角形の鋭い岩稜を眺める事が出来ます。
 
昨日もやわやかな早春の青空陽射しのもと雪をいただいた3,000M級の峰々が屏風のようにそびえていましたよ♪
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今冬は暖冬の影響で、北アルプスの山々でも雪が少なかったのでしょうか、例年の今の時期に比べて峰々の白い部分…雪が少ないようで、もうすっかり春の姿になっている感じを受けました。
 
とはいえ、剱岳の姿はどの季節でもやっぱり美しいものです♪
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北方稜線方面。
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奥大日岳,大日岳方面。
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静かな山頂で、これらの山々の絶景をゆっくり楽しんでまいりました。
 
剱岳といえば…そういえば昨年の卒業式の際、開業したばかりの北陸新幹線の『つるぎ(富山~金沢間のみを走るタイプのもの)』にかけて3年生達に『つるぎ(剱)のような強さと気高さとやさしさを持った人間になってください』という応援メッセージを贈ったのを思い出しました。
 
一昨日の県立高校一般入試の合格発表たくさんの満開の桜が開花した一方で、やっぱり何人かは残念な結果になってしまった子もいました。
 
懸命に頑張っていた子,自信のあった子はやっぱりショックも大きいでしょうし、すぐには気持ちの整理はつかないでしょうが、何もこれで人生が決まってしまう訳ではありません。
それに、たとえ今回は花は咲かずとも、これまで努力してきた日々や過程は決して無駄にはならないと思いますし、合格した子も含め、本当に大切なのはこれから。
しっかりと前向きに歩いていってくれればいいな、と思っています。