今私が住んでいる場所は今年で4年目。
「通勤しやすいから」というのがいちばんの理由で決めた場所。
正直あんまり「お気に入り♡」とは感じていません。
愛着がわかないのも、好きになれないもの、この街のせいにしていました。
この街の雰囲気、この街の空気、この街の人柄。
好きになれなくて、この街に住むのが嫌になっていました。
そっか、
そもそも住んでいる街を必ず好きにならなければならない
というルールなんてないんだった。
私が勝手に決めてたルールだ。
これも私を苦しくしていたひとつかも。
今、書きながら気づきました(笑)
近所を歩いていると、この色のツツジが色々なところで満開で、いつもの道がとても華やかでした♡
最近は暖かくなってきて、外に出るのがとても気持ちいいです♡
外に出た瞬間、その最初に感じる風。
これが私は大好き。
どんな風でも好きです。
いつもその瞬間に気持ちが洗われて、スッキリします。
同じ風はなくて、いつも違う。
今日はふんわりした花びらのような風でした。
歩き始めた私に風が届けてくれたのは、甘い花の香り。
自然の香りって、甘い匂いにも生命のエネルギーを感じます。
視界にも色とりどりの花が入ってきます。
個人商店を営む店先には、色とりどりの花がプランターに植えられていて、
住宅街に入ると、玄関先や、裏庭にも手入れの届いたお花が。
歩き進めていると、終わることなく目に入ってくる、
誰かの手によって植えられたきれいなお花達。
私は、その花を見るたび、
そこには居ない、花を愛でる人達がその向こうに見えました。
そして、その人達の花を愛でる心を感じたのです。
温かい心。
花を楽しんでいる心。
季節を楽しむ心。
そして、お花がそこにきれいに咲いているということは、
「お花を大切にする心」を大切にする、他の誰かの思いやる心があるということ。
そんな目に見えない人々の心を感じました。
私は、見えないけれど確かにいる、
見えた花の数のその向こうにいる「人」の存在を感じれてた時、
とても安心しました。
そして、満たされた気持ちになりました。
これが、私が「嫌いだ」と思っていた街で感じたこと。
私は、ただ見えていないだけだったのかもしれない。
自分で見出していなくて、孤独を感じて、周りに八つ当たりしていたのかもしれない。
そう思いました。