エッセーカガサワのドンと来い経営術 | ジェイカス株式会社代表取締役のブログ

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皆さん今日は、久々のエッセーカガサワのドンと来い経営術の時間がやってきました!本日は急に寒くなったこの季節、使捨てカイロのジェイカイロン提供です。 🎵ピュー「バブルの頃新大阪のマンション1億、今たった800万ですかぁ~!」「お~寒む~ 、寒い日本にジェイカイロン!」

第11話 この世の仕組

第10話でお話ししたように顧客ニーズを掴みゼ⚪️ックスに提案し、これを武器に住宅地から再度大阪中心部の配送を請負い経営もやっと安定してきました。

そんな平成3年今思えば会社ごっこでしたが、従業員も7人になり軽四でコピー用紙の配送、宅配から引越しと、意欲的に何でもやりました。

そんなある日久々に近くの実家に晩飯を食べに帰った時、母から「あんたぁ~!こないだ淀川税務署とか言う人訪ねて来てたで~、もうええ加減迷惑かけんといてや~」と出頭ハガキを数枚見せられました。

私は「えぇ嫌な予感やな~、おかん税務署来たら息子は連絡取れへん失踪した言うて、適当に追い返してぇ~」事業の申告はしてたもの、当時私は悪気も無く不動産や株、ゴルフ会員権の個人取引は何の申告もしてませんでした。

後日実家から電話があり直ぐ駆けつけると、淀川税務署⚪️⚪️上席と言うひとが「困りますな~、出頭に応じてもらわなくては!」「あなた昨年不動産やゴルフ会員権を売却して利益でてますやろ~」、「そうですがバブル崩壊で株で大損し、売却益はそれに当て金も無いし、まだ借金払ろーてます、どないもできません」、「そんなん通用しませんで、ちゃんと損益を確定してもらわな~、こっちはみんなわかってまっせ~、多分1千万程は出るけど」、「マジですか~、私バブル崩壊で借金死に物狂いで返済してますね、どないしょう~」。

私はあの時バブル崩壊の後処理におわれ、税金の事なんか全く考えていませんでした、そして藁をも掴む思いで昨年会社設立時に紹介して頂いた、税理士事務所に行き相談しました。

「先生何とかなりませんやろか、こんなん後から税金くるって知ってたら、無駄使いせんとちょとは置いとったんですけど、今更払えませんわ~」。

「そんな事言うても、この場合はどうもならんな~!、あんたバブルで楽しんだんやろーその分払え言うことや」、「先生楽しんだ言うてもしれたもんですわ~、結局は設立した会社で儲けて長期で分割納税するしかないですかねぇ~?」。

「社長これはそんな甘も~ない、これは個人取引でっせ、法人で儲けても半分近く法人税でいかれます、また高額給料は所得税も高い、分割は年利14.8%利息と下手したら重加で10%もかかりますねんで、借金返済してますんやろ、よっぽど儲けんと無理でっせ」。

「えぇ~!儲けの半分は税金でっか、そっから高利の利息そんな無茶な~、どうして払いますんや、何とか助けて~な」。

「助けー言うても、この国のあらゆるインフラや公共サービスは全て税金でやってますんや、バブルが崩壊しこれからはちゃんと納税してる人しか、銀行は金出しまへんでぇ、社長もそれ理解して経営せんと」、今思えばこの頃は世の中の仕組みを理解していませんでした。

結局は膨大な税額が決定され、分割納税になったものの資金繰りが悪化し、直ぐ納税が滞り督促が頻繁に届きました。

ある日ポストを見ると「何やこの赤いハガキは、また税務署の督促状かぁ~もう知らんわ」、といい加減な私は中身も見ず放ったらかしにしました。

月末になり給料や支払の為、銀行自動支払機で出金しょうとすると、「お取扱い出来ません、窓口に起し下さい」、私はキャッシュカードの磁気でも駄目なのかなぁーと、窓口で聞くと奥の方から支店長が、「あ!加賀澤さん、さっき税務署が預金差押さえましたでぇ」。

びっくりぎょうてん!「ええ~❗️差押え、どう言うことぉー、そんな阿呆なぁ~」と叫びました。

つづく