皆さんこんにちは40日のご無沙汰です、エッセーカガサワのドンと来い経営術の時間がやってきました。本日は「荷物1日10万個、配達1日10万t、出庫1日10万パレ、物流は万里を越える、物流の王将ジェイカス❗️」提供です。
第10話「新たな物流を創造し」
さて皆さん前回第9話でお解りの様に平成2年夏、私は人生の目的を徳の本で教わり、バブル崩壊の処理で借金返済の為とは言え早朝市場配達から日⚪️通運でゼ⚪️ックスの配送とガムシャラ(1日14時間)に配達し、何とか仲間と軽四で1日25000円程x26日x4台の売上を上げ、9月には有限会社を設立しそれなりに充実の毎日でした。
そんなある日あの因縁の軽⚪️急配(第1話)が日⚪️通運と契約し軽四30台位が入って来ると告げられ、私達は配送エリアの変更を告げらました。
このエリア変更で大阪中心部は大半が軽⚪️急配に変更され、私達はこのままだと売上激減でやっていけません。
しかし私達は何の対策も出来ず、そのうち軽⚪️急配の傘下に寝返る事業者も多数出ました。
数日後 日⚪️通運のN係長に呼ばれ、「加賀澤君達は悪いけど来月から梅田～北浜(大阪中心部)の配送地域から北摂地域の配送に変更して」、「係長そんな酷い北摂地域は会社なんか無いし、売上なんか上がれへんですやん！私達に死ね言う事ですか」、「加賀澤君すまん次長命令や悪いけどどうする事もでけへん、嫌やったら辞めて貰うしかないわ」、「そこまで言うなら仕方ありません」。
結構 10月からは北摂地域の配達になり、住宅地ばかりで売上は今まで半分にもなりません、このままでは新会社は倒産です。早朝市場配達も有るのですが睡眠不足覚悟でペ⚪️カン便夜間配達で凌ぐ決意をしました。
久しぶりの宅配です、以前の名⚪️宅配便より日⚪️通運ペ⚪️カン便は年末繁忙期に向け凄い荷物が有り、そしてここもビックリの世界でした。宅配のみかん箱を持ったらみかんが腐ってジュクジュクで底が抜けてます、伝票を見ると2週間以上前からセンターに放置、このような荷物が多数。私は「係長このみかん腐って底が抜けてます」、係長は「あぁ大丈夫ちょと待ってや」と他のみかん箱から少しづつみかんを抜取り、「ほら新品みかん箱出来上がり」これで配達行って、こんな事はまだマシなほうでした。造幣局に他の係長と記念硬貨(約3億円分)を引取りの時、「大丈夫です日⚪️通運大阪支店地下大金庫に保管しますから」と言ってましたが、私は「係長そんな地下金庫あったんですね」、「あほ大金庫なんか有る訳ないやろ、貨物列車に積んで交代で見張りするんや、貨物列車は鋼鉄やから大型金庫みたいなもんやでぇ～」と驚きの答え。
このような平成2年の年末、早朝市場配達でお世話なっている加地社長から、晩御飯食べに来ないかと誘われました。「どや最近は」、「厳しいですゼ⚪️ックス売上はエリヤ変更前の半分にもなりません、社長打開策ないですか？」、「そやなぁ～君らの仕事の武器は何や」、「えぇ～武器てなんですか？、私達のモットーは任して安心安全の配達です」、「それでは他社との差別化になってない、ゼ⚪️ックスからこの会社は絶対必要とされる他社に無いサービスや」、私は「私達にそんな事できるかなぁ～？」、「やらんかったら君らは終わりや、よく観察しお客に聞け、小林一三(阪急東宝創業者)は3年間梅田駅で乗客を観察し、乗客が三越の袋を持っているのを見て世界初駅に百貨店を創業し大成た」。
年明けから私達はゼ⚪️ックスが欲しがる新たな提案を考えました、するとある配送先で「ゼ⚪️ックスです、ドラム(写真フィルムと同様)お持ちしました」、「あぁ、ゼ⚪️ックスさんこのコピー機早く修理して」、「申し訳ないです、私は配達だけで後でエンジニアが来て修理します」、「なんや修理は別か不便やな～」。
私は「これや～この無駄無くそう、ゼ⚪️ックスにドラム交換提案しょう❗️」、これを武器に半年後元の配送地域により良い条件で帰りざきました。
弊社経営理念第3章
新たな物流を創造し、社会に貢献し続けます。
つづく
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