エッセーカガサワのドンと来い経営術 | ジェイカス株式会社代表取締役のブログ

ジェイカス株式会社代表取締役のブログ

ブログの説明を入力します。


皆さん今日は40日の御無沙汰です、エッセーカガサワのドンと来い経営術の時間がやって来ました、さて本日の提供は皆様の温泉旅館ジェイ屋でございます。 「♬伊東に行くならジェイ屋、♩電話は4126、🎵はっきり決めたジェイ屋に決めた、♬伊東で一番ジェイ屋、♪ジェイ屋に決めた‼」

お詫び
何時もどんと来い経営術をお読み頂いて有難うございましす、第9話非常に遅いと多くの方からお叱りを受け、誠に申し訳御座いませんでした。先月初旬私の家内から「あんた‼ 何か変なブログやってんの?⚪⚪ちゃんのママから面白い体験談やねー‼ て言われて表歩かれへんくらい恥かしかったわ」と怒られました。しかし1か月以上がたち家内も忘れた様子で、また読者の方から多くの励ましもあり家庭崩壊を帰りみず投稿しました。

今後もエッセーカガサワのドンと来い経営術をよろしくお願い申し上げます。

第9話「リセット」
さて第8話でお解りの様に平成元年10月のブラックマンデー(世界同時株価暴落)で株の信用取引で大損し、平成2年春全ての投資いや投機から足を洗うべく全資産を売却に回しました。助かったのはこの頃はまだ不動産やゴルフ会員権が高値のまま売却出来、少々(と言って多額)の借金を残しほぼ株式の失敗を補填できました。
当時のバブル経済破綻で破産は免れたものの全資産がなくなり、残ったのは自分の身体とスバルの軽四だけでした。
苦労したのは生活レベルをバブル以前に戻す事でした、一度身についた贅沢を以前の様にパンやカップラーメンで凌ぐ事より、バブル経済下借金して投資にまわし金持になる術が幻であった落胆の方が大きく、人生の目標を失ったかの様でした。
大阪梅田ビル群の夜景が見える、快適な新大阪のバブルタワー高級3LDKマンション(北新地のママやバブル成金が住人)から、借金返済で節約為大阪淡路(下町)の木造4畳半1間アパート(現場作業員やテキ屋が住人)に引越した時は自分の人生がこれで終った気持ちでした。
朝5時市場の配達から一日15時間頑張ってもバブル崩壊の後処理で手元にはナンボも残りませんでした。
今日の様な暑い 平成2年夏、私は配達を終えアパート戻った時住人と思われる作業員風の叔父さん(当時60才位の徳田さん、元金型工場経営)から、「兄ちゃん毎日路駐ばっかりやなー最近ここ来たんか‼ 」と声をかけられました。
これがキッカケで徳さんとは仲良くなりよく近くのたこ焼き屋で何回か訳の解らない議論をしました。「そうかバブル崩壊で借金だけ残り、ここに流れて来たか、でも良かったな若こうてその経験が出来て」、「はぁー?良かったって徳さん、どおゆうことやー!そのせいでえらい借金苦やわ‼」、「でもなぁーわしみたいに歳行ってから倒産したら、もう敗者復活は無い、チヤホヤした人は誰もおれへん、有難い事に君にはまだ仲間もおるしまだ若い、返済はあるが人生の目的をしっかり持てば、これがええ経験になるわ‼ これ君にプレゼントや‼」。
「徳の本?何やこの徳さんの名前みたいな単行本は」、「まぁええから読め!俺ももうちょっと前にこの本読んどったらな~、人生変わったかもなぁ~?」。
中身を見ると「人間は徳を積む為に生かされている」と書いてあります、「まあ何か解らん本やけどこれ読んだら直ぐ眠くなりそうやな~」。
読むとこれが実に感動、少し中身を紹介すます。
「清水次郎長の徳」
東海道清水宿に日本一の占い師が通り掛ります、それを知り次郎長は占い師を拉致し自身を占う様命令しましたが占い師は断りました、次郎長は刀を突き付けましたが占い師は「自分の運命は解っている、お前は俺を殺しは出来ない」と告げました。去りぎは占い師は次郎長にお前の命は後1年しか無い、必ず背後から刺され絶命する。この言葉を言い残し去っていきました。次郎長は「あの占い師いやな事を言いやがった、しかし考えりゃ俺もヤクザの世界で人に迷惑ばかり掛けロクな生き方していなかったなぁー、どうせ殺されるんだったら後1年清水の人に尽くそう」。
これ以降次郎長は改心し全財産と生命を清水の人々為に投げ出しました、あれから1年以上がすぎ占い師がまた清水に来た時、次郎長は占い師にどうしてまだ殺されないのか訪ねると「お前の人相が鬼から仏に変わっている、余程良い事し徳を積んだのだろう、そして大きな幸せがやって来る事間違いない」と立ち去りました。
次郎長は「自分は今貧乏になったが徳をつめば必ず幸福になるのか、良い事を学んだ、今後は人々の為に生きよう」。その後誰もが承知の様に森の石松や大政、小政達が集り今も名前は生きているのです。
私は 感動で涙が溢れ「これだぁ‼今後これを基本に明日から生きよう」、と徳の本を夜明けまで読み耽りました。

つづく

iPhoneからの投稿