エッセーカガサワのドンと来い経営術 | ジェイカス株式会社代表取締役のブログ

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皆さん、明けましておめでとうございます!本年もエッセーカガサワのドンと来い経営術を宜しくお願いします。

本日の提供は年末、餃子の王将大東社長(27年前当時梅田王将店長で顔見知り)追悼し再提供します「ケース1日100万個、トラック1日10万台、貨物は万里を越える、物流の王将ジェイカス」

第12話 「成功者の教え」
さて第11話でお話したように、平成3年春いい加減な私は税務署に銀行預金を差し押さえられてしまいました。

「支店長、さっき税務署が来て差し押さえって!今日給料から外注費、燃料代.....どうしたらええねん!」、「まあ~加賀澤社長、まずは税務署に行って話したら、それからですわ!」、「クソ~あの支店長他人事と思いよって」。

私はその足で税務署徴収課行き、相談室(つい立て1枚で隣の話し丸聞こえの室)で待たされました。

すると隣からの会話が丸聞こえ、「社長ね~、もう何回も嘘の話しはええねん」、「そこをなんとか負けてな~、負けてぇ~、お願いします」、「社長ねぇ~、負けて負けてって、ここは八百屋とちゃうねん!もう物件差押さえ実行します」。

この頃バブル崩壊で税金が払えない人が続出、税務署は躍起に回収していました。

私はこの会話を聞き、これは「なんとかしてくれ」では無理と悟りました。

しかしこのまま会社を潰す訳にはいきません、案の定徴収官に残金全額納税でしか、差押さえは解除出来ないと言われました。

私は「分割納税滞納は4回で、全額とは酷い、仮に全額でも顧客からの振込を待ってましたとばかり、全部差押さえはないで~、取敢えずナンボか払うから解除して!」。

「そもそも約束守らんのは貴方ですよ~!全納するまで解除出来ません、そう言うシステムですわ~!」。

私はこら~拉致があかんと思いその場を去りました。

バブル期あれだけお金が有ったのに(見せかけの金)、情けない限りです。
親や親類にはもう借金出来ず、重い空気の中事務所でまず社員、その後取引先に陳謝し支払猶予を頼みました。

その時私より30歳年上の持込みの運転手、山崎のとっつあんが「社長の事、信じるけど、納税の当てあんのか?、なかったら今から大⚪️本不動産(大阪にテナント多数所有、山崎はここの元社員)の会長(昔の俳優志村喬ソックリ)とこで相談したら、連絡したるわ」。

私は以前この会長宅の引越しで、仏壇を丁寧に扱い徳の話し(第9話)と夢を語り、気に入られていました。

「山崎から電話で聞いたで、嫌な事から逃げてもダメや」、「はぁ~何とか助け下さい、必ずお返します」、「このままでは無理や、支配される人生から抜け出さんと」、「何ですかそれ?」「君の人生の目的は?、10年後20年後どうなりたい?、最高の自分をイメージして、夢から予定に変えコントロールするんや、明日この信組に行け、納税額の半分は出る、後は税務署に話しを付けろ」。

当時の私には難解でしたが、これを達成すれば次の日死んでも後悔しない事、人生の目的を見つける事を考えれば凄く勇気が湧いてきました。

翌日紹介された信組で納税額半分を借り、税務署に交渉に行きました。

あの冷たい徴収官にお金を手渡しました、「社長さん、半分だけでは解除出来ないですよ」、私は急に机の上に会社案内と広告をひろげプレゼンをしました。

「何してんの何してんの」と徴収官はビックリ叫んでます、私は構わずプレゼンを続けました、この騒ぎで奥から偉いさんがで出来て、私は「納税の為に国税庁から仕事が欲しいお願いします」と言いました。

偉いさん(徴収課課長)と別室で話し、納税態度の反省を告げ、残額を再び分納にして頂き、差押さえ解除になりました。

税務署からのキツイお灸と、人生の本当の目的を探すキッカケになりました。

つづく







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