安藤百福と「まんぷく」から学ぶ | 「山中人事労務オフィス」のブログ

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社会保険労務士として、サラリーマン時代の経験もふまえて、ブログに書かせていただきます!

NHKの朝ドラ「ブギウギ」が終わりました。私も見ていました。

一方、BSで再放送していた朝ドラ「まんぷく」を、数年ぶりに見てしまいました。

このドラマは、インスタントラーメンおよびカップヌードルを生み出した安藤百福氏の生涯を描いています。

インスタントラーメンが大好物である私は、再放送を通じて「まんぷく」に改めて惹かれ、安藤氏の挑戦とイノベーションへの絶え間ない追求に深く感動しました。

 

安藤氏がチキンラーメンを開発した際の苦労話は、特に印象的でした。

食糧不足が社会問題となっていた時代背景の中、家庭で簡単に調理できる新しい食品としてインスタントラーメンのアイデアを思いつきました。

油で揚げることによって麺を乾燥させる方法を開発するまで、多くの試行錯誤がありましたが、安藤氏は新しい解決策を模索し続ける姿勢で、これらの困難を一つひとつ克服しました。

 

安藤氏の経験から学ぶべきは、新しい発想の追求と困難に立ち向かう精神、そして何よりも失敗を恐れず、成功へのステップと捉えることの重要性です。

 

会社組織でいうと、このような社風・文化が備わっている場合、賃金だけでは測れない独自の魅力が形成されます。

社員一人ひとりが自らの想いや意見を自由に表現し、新たな挑戦に恐れずに取り組むことができる職場環境は、職場の満足度や帰属意識を高め、それが結果的に組織全体のパフォーマンスの向上に繋がると思います。

 

採用難や人材難が大きな課題である現代において、安藤百福氏の挑戦は、組織の真の魅力を教えてくれているような気がします。

オープンなコミュニケーション、失敗を許容する文化、個々の成長を支援する仕組みなど、社員が自らの信念を持ち、それを貫くことができる社内文化の形成は、組織の持続的な成長とイノベーションに不可欠です。

 

今の日本では、なかなか賃上げに踏み切れない中小企業が大半だと思います。

「まんぷく」を通じて安藤百福氏の生き方に再び触れ、労務管理において賃上げ以外に大切なことがたくさんあるという点に気づかせていただきました。