先日、社労士仲間に誘われて、人生で初めて「宝塚歌劇」を観に行きました。
正直なところ、最初に「行かないか?」と誘われたときは、「えっ、宝塚?興味ないなぁ…」と思っていました。
でも、ふと考えたのです。「この機会を逃したら、一生行かないかもしれない」と。そう思って、思い切って参加することにしました。
当日は18人の仲間と一緒に観劇。座席は2階最前列で、ステージ全体が見渡せる絶好の位置でした。
演目は「PRINCE OF LEGEND」と「BAYSIDE STAR」。
第1部の「PRINCE OF LEGEND」は、ストーリー仕立ての劇。笑いも涙もあり、歌も踊りも織り交ぜながら進んでいきます。
トップスターの桜木みなとさん、春乃さくらさん、水美舞斗さん、この3人の存在感は圧倒的でした。
男役の堂々たる立ち姿、娘役の美しさ、そして芝居のテンポの良さ。笑いのシーンでは会場がどっと沸き、次の瞬間には胸に迫る展開に。舞台転換も見事で、「これぞプロの舞台」という迫力がありました。
そして驚いたのは、バックの音楽がすべて生演奏だったこと。ステージ下に指揮者と楽団がいて、劇の呼吸に合わせて演奏する。まさにライブそのもの。会場全体がひとつの楽器のように感じられました。
第2部の「BAYSIDE STAR」は、一転して華やかなレビュー。
歌とダンスの連続で、これぞ宝塚!という世界が広がります。ラインダンスの見事さ、衣装の煌びやかさ、舞台いっぱいに広がるエネルギー。
最後にトップスター3人が大きな羽を背負って登場するシーンは圧巻でした。
あの羽は、ただの装飾ではなく「努力と継続、そして誇り」が詰まっているように感じました。
長い年月にわたって積み重ねてきた努力の証であり、その象徴でもあります。
見終わったあと、「行って良かった」と心から思いました。
むしろ、もう一度観たい。
きっと、またこの舞台に会いに行くと思います。