先日、散髪屋さんの順番待ちの際、置いてあった週刊誌を何気なく手に取ったところ、お笑い芸人の「ずん飯尾さん」のことが特集されていました。
飯尾さんは以前からテレビでよく見かけますが、それほど口数は多くないものの、ここぞという言動がとても特徴的で、また嫌みのないキャラクターなので、私にとっては好感度の高い芸人さんでしたので、興味深く記事を読んでみたわけです。
記事によると、現在の飯尾さんは、まさに芸人人生の中で大ブレイク中とのこと。
レギュラー番組多数、CM起用多数ということです。
当然、ここまでの道のりは苦労も多かったそうですが、売れない時代に大御所タモリさんからもらったアドバイスを大切にしてきたそうです。
それは「時代(流行り)は追うな。追っても逃げていくだけ。自分の信じる芸を続けていると、一周回って時代のほうが飯尾の芸に追いついてくるから。」というものだったそうです。
まさにその通り、誠実に愚直に一芸を継続し磨いていると、時代がずん飯尾さんを追いかけるようになったわけです。
良い話だなぁと感動していると、ちょうど散髪の順番が回ってきました。
また、私が以前からよく目にする表現に「振り子はゆり戻る」というものがあります。
たとえば、法改正の対応で「○○法が改正されるので、△△について社内整備をしておかなくては大変なことになります!」といった類の話が巷にあふれかえることもあります。
時代(法改正)の流れを追った対処に追われ、実務が大変になってきます。
しかし、実はそれは振り子がおおきく右か左に振れているようなものです。
かならず勢いが小さくなり、ゆり戻ってくるものです。
そこまでやらなくてもよかったのではといったことになり、あとで見直すと、適度な対応で済むこととなるケースが大半です。
少し話が違ったかもしれませんが、ずん飯尾さんの話を読んで、上記のように、振り子は必ずゆり戻るということも連想してしまいました。
新型コロナへの対応も、しかりかもしれませんね。
一周回ってどうなるか、振り子がゆり戻ってどうなるか、ということを頭に置きながら対応しておくことも必要ではないかと思いましたので、飯尾さんの話を紹介させていただきました!