プロ野球のキャンプも終わって、オープン戦に入っています。シーズン開始が待ち遠しいです。
果たして、阪神タイガースの「アレンパ」は達成されるのか!
さて、昨年2位の広島カープの新井貴浩監督ですが、選手たちとのコミュニケーションや指導方法において、独自のアプローチをとっています。
その中でも特に注目されるのが、彼の使うプラスの言葉と、兄貴的な立ち位置でのマネジメントです。
このキャンプでは、新井監督の指導法が注目されました。
例えば、若手選手たちとのコミュニケーションにおいては、新井監督は一人ひとりの特徴や課題を把握し、彼らの成長を促すためのアドバイスを丁寧に行っています。
キャンプ中の練習で、若手選手が技術や戦術に関する疑問や不安を相談すると、新井監督は積極的に耳を傾け、適切なアドバイスや指導を提供しています。
また、新井監督は選手たちに対して厳しさを示すこと以上に、前向きな言葉を使って彼らを鼓舞しています。
例えば、練習中にミスをした選手に対しても、「次は成功するように頑張ろう」といったような励ましの言葉を常にかけ続けています。つまり、プラスの言葉を使い、自信を持ってプレーできるように励ましているのです。
一方で、ベテラン選手たちに対しては、経験を生かしたアドバイスを重視しています。
キャリアを積んできたベテラン選手たちに対しては、彼らのプレースタイルや戦術について深い理解を示し、彼らの強みを最大限に活かすための助言や戦略を提供しています。
また、時にはベテラン選手たちとの個別の面談やビデオ分析を通じて、彼らの成長や向上に向けた具体的なアドバイスを行っています。
新井監督は選手たちと同じ目線で接し、時には兄貴的な立ち位置で、彼らの心情や状況を理解しようとしているそうです。よって、選手は気兼ねなく気楽に監督に相談できるというのです。
少し難しい言葉でいうと、チーム内の「心理的安全性が高い」ということです。
このような新井監督の指導方法は、若手選手とベテラン選手の両方に対して適切なサポートを行うことで、チーム全体の成長と結束を促しています。
彼のリーダーシップやコミュニケーション能力は、広島カープの選手たちにとって大きな支えとなっていることでしょう。
主力選手がFAで抜け、決して戦力的に充実しているとはいえないカープが、新井監督のもとどのような戦いをするのか。
特に優勝候補の阪神タイガースにどのように挑むのか。
今シーズンのプロ野球が楽しみであるとともに、彼の指導法から学ぶことも楽しみにしています。