肺気腫を患い
要支援認定2の父
週いちで訪問看護をお願いしています
肺が悪くて呼吸が苦しいのを例えると
「水に溺れているみたい」 と表現されますが
この時期になると
子ども時代のプールの授業を思い出し
その感覚がわかるような気がします
私はたぶん息を吸わずに水に入ってました(笑)
だからすぐに限界がきて
水から飛び出しゼーゼー言っちゃってました
そういう苦しさがあって
父はお風呂に入ることを怖がるようになり
母が毎朝体を拭いてあげています
着替えるだけでも息が苦しくなるのです
この春にケアマネージャーさんにはまず
お風呂に入れてもらえるデイサービスを
探していただいていたのです
ところが出掛けること自体に
ウイルス感染という危険が出てきてしまったので
断念…
それなら訪問看護にしてみては?という助言で
看護師さんの派遣をお願いすることになりました
先週の訪問の際に看護師さんが
「来週はシャワーを浴びてみましょうか」 と
言ってくださいましたが
父はとにかく 「苦しい」「怖い」 が先にきて
今週の訪問日は朝からナーバスになっていました
周りがどう思っても
とにかく本人の意思を尊重!
父は不安で少し迷っていたようですが
シャワーに挑戦することになりました
シャワーの前に水を一杯飲んでおきます
移動も着替えも
ゆっくり時間をかけて息を整えてからします
自分でやるときはたぶん
「苦しくならないうちに」「長くならないように」 と
焦り慌てることで余計に苦しくなるのかも知れません
シャワーを浴びる際に
蒸気で咳が出てきます
鼻で酸素を吸いながらの状態で
鼻水も出てきて
非常に息がしずらくなります
そんなときも慌てないようにと
看護師さんの目や声がけがあって安心です
シャワーを済ませてベッドに戻ってきたときの父は
それほど苦しそうにはしていません!!
体を洗えたことの気持ちよさと
心配がなかったことの気分のよさで
清々しい顔になっていました!!
再びの水分補給
この一杯はとても美味しかったと思います
「これくらいだったら大丈夫」 とのことで
体調をみながらですが
毎週の訪問看護の際に
シャワーを浴びてみることになりました
ひとつでも多く
自分で出来ることが戻ることで
気持ちと体力に自信がついてくれたらと思います
看護師さんは汗だくになってお世話くださいました
デイサービスでは利用者さんも多く
入浴にここまでじっくりお付き合いくださるのは
難しかったと思います
訪問看護を勧めてくださったケアマネージャーさん
細かな気遣いでケアくださる看護師さんに
本当に感謝しています!!
* 『いらすとや』 さんのイラストを
規定に基づき一部加工して使用させていただきました