看護師さんの技を教わる<4> | 【H♡ART】~Healing ART~

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肺気腫を患い

 

要支援認定2の父

 

週いちで訪問看護をお願いしています

 

 

肺が悪くて呼吸が苦しいのを例えると

 

「水に溺れているみたい」 と表現されますが

 

この時期になると

 

子ども時代のプールの授業を思い出し

 

その感覚がわかるような気がします

 

 

私はたぶん息を吸わずに水に入ってました(笑)

 

だからすぐに限界がきて

 

水から飛び出しゼーゼー言っちゃってました

 

 

そういう苦しさがあって

 

父はお風呂に入ることを怖がるようになり

 

母が毎朝体を拭いてあげています

 

着替えるだけでも息が苦しくなるのです

 

 

この春にケアマネージャーさんにはまず

 

お風呂に入れてもらえるデイサービスを

 

探していただいていたのです

 

 

ところが出掛けること自体に

 

ウイルス感染という危険が出てきてしまったので

 

断念…

 

 

それなら訪問看護にしてみては?という助言で

 

看護師さんの派遣をお願いすることになりました

 

 

先週の訪問の際に看護師さんが

 

「来週はシャワーを浴びてみましょうか」 と

 

言ってくださいましたが

 

父はとにかく 「苦しい」「怖い」 が先にきて

 

今週の訪問日は朝からナーバスになっていました

 

 

周りがどう思っても

 

とにかく本人の意思を尊重!

 

父は不安で少し迷っていたようですが

 

 

シャワーに挑戦することになりました

 

 

シャワーの前に水を一杯飲んでおきます

 

 

移動も着替えも

 

ゆっくり時間をかけて息を整えてからします

 

自分でやるときはたぶん

 

「苦しくならないうちに」「長くならないように」 と

 

焦り慌てることで余計に苦しくなるのかも知れません

 

 

シャワーを浴びる際に

 

蒸気で咳が出てきます

 

鼻で酸素を吸いながらの状態で

 

鼻水も出てきて

 

非常に息がしずらくなります

 

 

そんなときも慌てないようにと

 

看護師さんの目や声がけがあって安心です

 

 

シャワーを済ませてベッドに戻ってきたときの父は

 

それほど苦しそうにはしていません!!

 

体を洗えたことの気持ちよさと

 

心配がなかったことの気分のよさで

 

清々しい顔になっていました!!

 

 

再びの水分補給

 

この一杯はとても美味しかったと思います

 

 

「これくらいだったら大丈夫」 とのことで

 

体調をみながらですが

 

毎週の訪問看護の際に

 

シャワーを浴びてみることになりました

 

 

ひとつでも多く

 

自分で出来ることが戻ることで

 

気持ちと体力に自信がついてくれたらと思います

 

 

看護師さんは汗だくになってお世話くださいました

 

 

デイサービスでは利用者さんも多く

 

入浴にここまでじっくりお付き合いくださるのは

 

難しかったと思います

 

 

訪問看護を勧めてくださったケアマネージャーさん

 

細かな気遣いでケアくださる看護師さんに

 

本当に感謝しています!!

 

 

* 『いらすとや』 さんのイラストを

規定に基づき一部加工して使用させていただきました