通勤の道すがらが
見事な桜並木でありがたい
仕事場に着いてからは
お陽さまと向かい合って
今日もアイヌのはやり病を払う唄を10分間!
その場所からも
大きな桜の木が見えます
もう満開に近い木ですが
強い風が吹いていたので散っていく花もありました
そんな様子を見ていたら
桜の花って人生をあらわしてるなぁ~って感じました
私たち人間の人生なんて
桜の花が咲いて散るまでと同じで
ほんの僅かな間なんじゃないでしょうか
「明日ありと思ふ心の仇桜 夜半に嵐の吹かぬものかは」
(桜は明日もまだ美しく咲いているだろうと安心していると
その夜中に強い風が吹いて散ってしまうかもしれない)
親鸞聖人が詠まれたと伝わる和歌
明日なにが起こるかわからない
今のような世の中にあっては
この和歌の納得度がより高くなりますね
風で散っていく桜の花
風が吹くのは神さまのお越しのサインだそうな
神さまにお参りしたり
うたったり
確かにそんなときに風が吹くことがよくあります
でも
このところの風はやけに強いのです!
飛ばされそうです!
きっと風のスピリットが
なにかを伝えたがっているのだろうなとは思っていましたが…
花盛りの私たち人間を
一気に吹き飛ばしてしまう
こらしめの風かも知れません
浮かれ気分でお花見をできる状況ではないので
神聖なるスピリットとしての桜の花の
咲いて散る姿を
自分自身と照らし合わせながら
静かに眺めてみましょう