巡礼旅 with デニス・バンクス⑩ | 【H♡ART】~Healing ART~

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12月1日(月) 大鹿村



大雨です!どしゃ降りです!

 

デニスさんは起きてくるなり私たちを心配して


「キミらはこれから東京へ戻ったほうがいい」 と言いました


でもアキコさんはスウェットロッジの儀式のために来ましたし


テツヤさんと私ももう1泊するつもりですので大丈夫ですと答えました



私は高崎に居るときから


デニスさんと今回のスウェットロッジの参加について話しました


どうしても自分の気持ちが儀式参加に向かなかったのです


この当日


残って儀式の後のフィースト(食事の宴)の準備をすると話すと


「それはいい、頼むよ!」 とおっしゃいました



時間までそこにあったギターを弾き語りしていたデニスさん



 

なんでもこなす万能な方です!



そのうち…


「ヒトミ!フライブレッドを作ろう!」 と言い出します


もうそろそろ儀式へ出発の時間なのに大丈夫なの?



今回デニスさんは口を出すだけで


実際に作るのは私です


体感で覚えるようにとの配慮です


パンのタネが出来たところでデニスさんは儀式へと向かいました



パンの発酵の様子を見ながらフィーストの準備をしました


ある程度落ち着いたので



 

ベランダに出て山々を眺めながら、いくつもの祈りの唄をうたいました


振り返ると


儀式から戻ったデニスさんが居て 「いい唄だね」 と…


聴かれてた~お恥ずかしい~



デニスさんは儀式のお祈りをして


お体の具合もあってスウェットロッジには入らずに戻られたのです



発酵したタネをデニスさんがちぎって形にして


私が揚げました



 

50個くらい作ったよ!



「すぐに戻って来られてフライブレッドが作れたのも雨のおかげだ(笑)」


「はい、私が水を讃える唄をうたって祈りましたから」


「そうかそうか、よかった」


チームワークです(笑)



2階のデニスさんのお部屋から


「ヒトミ!チーズとクラッカーを食べないか?」 とお声がかかり


茶飲み話のお相手をさせていただきました


旅の話、ご家族の話を楽しそうにされていました



儀式を終えたみなさんが集まると


デニスさんのスピーチと


パイプセレモニー(輪になり順番にパイプを回してタバコを吸う儀式)の後


フィーストになりました


なんだかとっても温かい人々の集まりです



みなさんが帰られた後にミーティングをしていると


八角堂の近くに住むアキさんから


1990年の大鹿村のビデオがあるから見においでと誘われました



アキさんのお宅で拝見したビデオは


1990年にラコタ族やアニシナベ族を大鹿村に招いての


パウワウ(ネイティブアメリカンのお祭り)の様子です!


今日のスウェットロッジに参加されたみなさんや


秩父のクロさんまでもが踊っています!



大鹿村は


そんなに前からずっとネイティブアメリカンと繋がって


平和のために祈っている方々が住む村なのです!


村人たちは私の大先輩たちなのでした!



そして八角堂は


そのうちのお一人で17年前に亡くなった


アキラさんが建てたお住まいなのだそうです





 


レジェンドたちの聖地で


ここに導かれたことの意味と使命を感じながら


貴重な時間を過ごさせてもらうのでした




(11月22日~12月2日のリポートを随時更新します)