ネイティブアメリカンの精神世界では
大空を「ファーザー・スカイ」と呼びます
私の住んでいた街では、毎年『父の日』にパウワウ(祭り)があり
地域のネイティブアメリカンたちに敬慕されている長老も
パウワウのダンスの輪の中にいらっしゃいました
その長老が私に声をかけて下さり、以来たいへん好意にしていただいています
ある年のパウワウでお会いしたとき
「Happy Father's Day!」のごあいさつと共に
大胆にも「私のお父さんになってくださいませんか?」とお願いすると
「よろこんで!」と快くOKしてくださいました
ネイティブアメリカンには「アダプト(養子)」という形で
血の繋がっていない人間同士でも
家族同様に深く繋がっていくという関係があります
その父がいつも言うことは
『世界中の人間はみなひとつ』
私が帰国してから改めて学んでいる日本の歴史や文化について
メールで報告をするたびに
ネイティブアメリカンのそれとの共通点を見つけては
「私の考えが間違っていなかったことを、君が証明してくれている」と
喜んでくださいます
世界はひとつの大きな’Father Sky’の下でみな繋がっています