新進気鋭の漆器作家・中村 真(なかむら まこと) さんが出展されている
「1ヶ月の朝ごはん」 を拝見しました
31組34人の作家のみなさんが朝ごはんのメニューを考えて
それを食べるための器を作って展示しているという
面白い観点で鑑賞できる展示会
中村さんは朝からインドカレーです
そのカレー皿は、蓮の葉の形をしていてフォームも色合いも上品
漆仕上げですが、なんと芯になっているのは「紙」だそうです!
作家ご本人の解説を聞きながらの鑑賞は贅沢な時間でした
この特別展は今月30日まで伝統工芸・青山スクエアにて開催中
こちらでは全国各地からの伝統工芸品が常備展示・販売もされています
さて、こんどは伝統芸能の世界
歌舞伎座地下の木挽町広場にて行われた
『七月花形歌舞伎』 制作発表イベントにご招待いただきました
七月の公演は若手花形役者さんたちによる怪談もの
市川染五郎丈、尾上菊之助丈、尾上松緑丈、片岡愛之助丈
皆さんの意気込みを感じられる良いお話を聞くことができました
『東海道四谷怪談』の初演は1825年だったそうですが
190年の歴史が新生の歌舞伎座で若手によってどう演じられるか楽しみです
歌舞伎座右手にある歌舞伎稲荷大明神へお参り
日本に古くから根付いた素晴らしい伝統を
守ってゆく決意を持った若者たちは美しいと思いました