こんにちわ
ぎゅうちゃん2020です。
いつも見て下さる皆さんも、
たまたま見たよの皆さんも、
本当にありがとうございます。
「Momoka Japan」さんの
Youtubeで日本食のすごさを実感して
書きはじめた「日本料理が~」シリーズ。↓
今回はシリーズ最終回なので、
ざっくりと過去の①~③を振り返ってみますと
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シリーズ①では、
綺麗な水が豊富な日本だからこそ
刺身などの「生食」が
伝統的に食べられてきた。
シリーズ②では、
日本料理の肝、「出汁(だし)」は
仏教や禅からくる
精進料理と深く関わりがある。
シリーズ③では、
出汁が発展した理由は、
日本の地形・地質に由来している。
出汁の特徴は動物性が少なく、
素材の味を引き出す点。
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でした。①~③はいずれも
海外では見られないものです。
※このブログはこちらの書籍を
参考に書かせて頂いております。↓
最終回となる今回のテーマは
「日本の発酵食」。
出雲神話に「発酵」が登場するので
その歴史は1,300年以上前という古さ。
↑最近ハマっている「しょうゆ麹(こうじ)」
ご飯にめっちゃ合うんですっ
日本料理を支える
醤油や味噌、みりん、お酢
といった調味料は
どれも「麹菌(こうじきん)」
を使った発酵食品です。
麹菌:
ニホンコウジカビ。日本の国菌。
たんぱく質を分解するプロテアーゼと
でんぷん質を分解するアミラーゼ、
2つの酵素を持ち、これによって
素材のうま味と甘みが引き出される。
日本では長年(奈良時代~江戸時代)
肉食を避けてきました。
それは、古来からある
「穢れ(けがれ)」の思想と、
殺生は罪であるという
仏教の思想が結びついた結果
だと言われています。
これにより日本人の食事には
動物性たんぱく質や油脂が
足りていなかったので、
動物性たんぱく質や油脂に
頼らなくても
ご飯を美味しく食べる方法として、
「うま味」※が強く求められました。
※「うま味」を世界で最初に発見したのは
日本の物理化学者、池田菊苗氏
油脂なしでおいしさ(=うま味)を生む、
「麹菌」による発酵食品は
魚や野菜を中心とする
日本人の食事にぴったり合った
という訳ですね。
また、日本料理の原点は
「神人共食(しんじんきょうしょく)」
です。
神人共食:
豊かな自然の恵みを得られると、
神様のおかげと感謝し、神様に食事を
捧げ、自分たちも一緒に食べること
正月に鏡餅を備え、
おせち料理や雑煮を食べるのは
その名残りと言われています。
このように、日本食と海外の食事を
比較すると大きく違います。
なぜそんな違いが生まれたのか、
その理由を探っていくと
日本が水と山、
そして海の恵みという
自然に恵まれていた土地だからであり、
また、日本人の自然に対する
価値観も大きく
関わっている事が分かります。
いや~、日本って本当に
恵まれた国なんですね
「SDGsを守ろう」とか「昆虫食を」
とか声高に言う前に、
動物性食材を多用しなくても
美味しい料理を実現してきた
昔からある日本の食べ物を
もう一度見直す方が、
地球環境によい暮らしが実現していく
かもしれませんね
最後に
ご縁があってこのブログを見て下さった方へ。
本当にありがとうございます。
このブログは、
「日本人が目覚めれば世界は変わる!」
をテーマの一部にしております。