「ネルー」:恵まれた環境と反植民地主義 | リベラルアーツの精進と実践の日記

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中村平治著「ネルー」を読みました。

 

・ネルーは、インド民衆の独立の達成と議会制民主主義の導入を推進した民族主義的な指導者である。社会主義者と規定することは間違っている。

 

→極めて恵まれた家庭出身であったことは間違いないですね。

 

・1889年に弁護士を父として生まれた。バラモンに属していた。英国のパブリックスクールとケンブリッジ大学で学んだ。

 

・ウルドゥー語とヒンディー語は、語彙は違っても文法はほぼ同じである。

 

・ネルー曰く、「アジアとアフリカは姉妹大陸であるので、全能力を尽くして、アフリカに支援の手を差し伸べるべき。」ここにはネルーの反植民地主義思想とアフリカの強い連帯思想がくっきりと浮かぶ。

 

→この考えは、現在のインドのグローバルサウスの考え方の源がありますね。