兵庫県立美術館にて開催中の「エジプト文明展」に行きました。
私はエジプトに住み、カイロの考古学博物館には何度も行きました。そのため、「古代エジプトの展覧会はいいや」とずっと行ってませんでした。今回大変に久しぶりに足を運んだのです。
改めての発見は、古代エジプトの神には、動物と植物、人間が一体となった神が多いということ。
おそらく、人間と動植物は実は一体と古代エジプトでは考えられていたのでしょう。
古代のアニミズムといってしまえばそれまですが、人間が絶対優位であるという近代以降の思想、哲学とは圧倒的に違います。
地球環境問題が大きな課題になっている現在、動物、植物、人間の一体性を今一度認識することも重要ではないかと思いました。