たまにはマネについて考える | リベラルアーツの精進と実践の日記

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通算97か国訪問し農村・スラムから先端企業徹底取材。世界情勢、歴史、哲学、アート、テクノロジー、ビジネスを繋げ、世界の行方を思索する。

マネとそのモデルになった画家モリゾについて描いた映画「画家モリゾ、マネの描いた美女~名画に隠された秘密」を見ました。

http://morisot-movie.com/

女流画家モリゾは、19世紀後半当時、女性は画家として大成しないといういわれなき差別に苦しみながら絵を描きます。

美術館で知り合ったマネのモデルになるのですが、モデルには飽き足らず度々マネとは対立。

マネは印象派の草創期の画家との見方も強いかもしれませんが、改めて感じるのは、新たな世界を切り開こうとしている姿。

「草上の昼食」

「オリンピア」

などで裸婦や娼婦を描いたことで厳しく非難されたマネ。

しかし、その裏には新しい絵画を切り開きたいという心からの情熱を感じました。

19世紀後半のパリの情景と共に世界的な画家の足跡を知る事ができる名画です。