「孫正義の焦燥」 | リベラルアーツの精進と実践の日記

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大西孝弘著「孫正義の焦燥ー俺はまだ100分の1も成し遂げていない」(日経BP社)を読みました。

本を執筆していない孫氏の人間像と経営を知る上で現時点で最適本の一つと思います。

タイトルにある100分の1しか成し遂げていないというのは強烈です。

日本最高峰の富豪である孫さんが100分の1であれば自分なんか1兆分の1と思ってしまいます。

この中で孫さんは、やはり再生エネルギーに注力しているなと思ったのが、風力発電への投資。

MIT発祥のベンチャーであるアルタエロス・エナジー。

この会社は、飛行船のようなドーナツ型の設備をヘリウムガスで浮上させるのです。上空600メートルでは、強い風が安定的に吹くので発言効率を高めることができるのです。

また、通信機能を搭載して、発言と通信の両方を兼ねることができるという。

このような発電施設が世界中にできるとエネルギー問題が大きく改善できるのではないかと思いました。

ロマンある孫さんの投資に今後も注目ですね。