本日の朝日新聞の1面トップは、「人材バンクに省庁関与」という記事。
これでは、人材バンクに各省庁の担当官が出向するなどして、事実上の天下り斡旋になります。
省庁の関与が必要と主張しているのは、自民党行革推進本部公務員制度改革委員会の片山虎之助さん。
以下は、片山さんと片山さんの事務所に毎日大量に陳情に来ているであろう官僚との会話の想像。
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官僚「先生、いつも大変にお世話になります。国会開催中の忙しい時期にお時間を頂きありがとうございます。」
片山氏「いやー、こちらこそ○○予算の件では、君にお世話になったね。あれは、うちの選挙区でも目玉なんだよ。」
官僚「いやー、先生にそう言ってもらうと光栄です。ところで、今日お時間を頂いたのは、例の人材バンクの件なのですよ。」
片山氏「ああ、その件ね。あれは、行革大臣の渡辺君の売名行為だよ。」
官僚「渡辺大臣にも、色々とお考えがあるとは思うのですが、省庁が関与しない人材バンクでは、機能しません。我々の●●省での幹部会議での意見も渡辺大臣の案には全会一致で反対でした。」
片山氏「今度、安倍総理と人材バンクの件で話をするから、僕から総理にもよく言っておくよ。多分総理は、僕の意見に賛成してくれると思う。」
官僚「いやー、本当にありがとうございます。今度先生の後援会の方が、アメリカに行かれる際には、●●省から大使館に出向している者が、アレンジさせてもらいます。」
片山氏「あっ、それはよろしく。いつもすまないね。」
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以上は、もちろん私の想像です。
でも、官僚、いや霞ヶ関奸僚と政治家の間には、以上のような会話は日常的に交わされてます。
納税者である民間人を裏切るようなこのような行為に、断固として声をあげていきたいものです。