昨日、日展見学に行って参りました☆
日展は高校の授業の一環で見に行ったのが始まりで
もう15年以上でしょうか…毎年見に行っています。
日展は、派閥色が強いことや政治的な要素も
多分にあるとされていることから、
書家によって賛否が分かれるようです。
私の見解では、上記のような要素があったとしても、
日本の最高峰の書家達が主軸となって開催さているため、
見る価値は非常にあると思います。
また、洋画や日本画、工芸などもあるため、
他分野の芸術を鑑賞するのも楽しいです。
少し脱線して、簡単に日本の書道界のお話をすると、
毎日書道会・読売書法会のメガ団体に加え、
上記団体から脱退した書家達が立ち上げた
産経国際書会の新聞社系三団体が有名です。
そして、各団体を頂点として、
無数の書道会が存在する構造です。
※私の場合でいうと、産経国際書会に属しつつ、
東西書芸会・暁云書道会にも属しているといった具合です。
なお、日展には、毎日書道会・読売書法会で
ご活躍されている書家達が中心となって出展しています。
本題ですが、以下の通り、巨匠達の『本物の書』を
実際に鑑賞することは非常に大切だと思います。
1.カタログで見る書と実際の書では、迫力が異なります。
筆使いや墨の濃淡などは現物を見るのが一番です。
2.眼は、腕よりも常に先に上手くなることが大切。
つまり、イメージ通りにはなかなか書けないのですが、
イメージがなければ、納得する書は書けないと思います。
今回の日展は、昭和の巨匠達がお亡くなりになってから
だいぶ経つため、10年ほど前と比べると、
少し趣きが異なる感じがしました。
日展は12/9(日)まで六本木・国立新美術館で(火曜休館)
開催されています。
ちなみに…16:00以降入場だと、
当日券が…通常(一般)1,200円のところ300円となるうえ
その時間帯は人も少ないため、お勧めです。
また、11/12(月=本日)は『日展の日』とのことで
入場無料のようです♪
お時間がある方は、見に行ってはいかがでしょうか☆
違った感覚が得られるかもしれません(^^ゞ